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新しい作り手を応援する「ぎゃらりー泉」とは

ぎゃらりー泉は、染織の未来を担う
可能性を秘めた作り手のために設けられた、
銀座もとじのもう一つのステージ。
作品をご覧いただく、手に取っていただく、お召しいただく、そのすべてが作り手への心強いエールとなります。
ぜひ、新しい息吹を感じにいらしてください。

「ぎゃらりー泉」とは

女性のきもの専門店「和織」と「和染」の扉の間にもうひとつ、「ぎゃらりー泉」と書かれた扉があります。
この扉は、いつか未来を担う作り手に出会えたら、この扉を開いて羽ばたいていって欲しいと、店主泉二が「和織・和染」の開店時より設えていました。
「ぎゃらりー泉」は、才能がありながら作品発表の機会に恵まれず染織の世界を離れていく多くの作り手を目の当たりにしてきた、店主泉二の長年の夢でもありました。
これからの日本の染織界で活躍が期待される可能性を秘めた作り手に光を当て、作品発表の場を提供したいという思いから造られました。
2017年、運営が始まり、ぎゃらりー泉での初個展を開催。
染めや織りの作家としての一歩を踏み出された皆さんは、お客様の応援をいただきながら、その後も着実に活躍の場を広げられています。

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型絵染作家 澤田麻衣子さん(第1回/第4回ぎゃらりー泉)

型絵染作家 澤田麻衣子さん(第1回/第4回ぎゃらりー泉)

2017年6月開催「ぎゃらりー泉 澤田麻衣子 初個展」
2019年5月開催「型絵染 澤田麻衣子展 ~森を歩いて~」

記念すべき第1回目の作り手は、型絵染作家の澤田麻衣子さん。
『きものsalon」と「銀座もとじ」が選ぶ染織大賞』を受賞されたことが、出会いのきっかけとなりました。
デザインから型紙彫り、色挿し、一貫して手がけられる澤田さんの作品の魅力は「構図と彩色」。
瑞々しい感性と、職人として20年余り磨き上げた手技で、纏う人の着姿をより美しく可憐に演出する季節を愛でる作品を作り上げています。

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染織作家 須賀恭子さん(第2回ぎゃらりー泉)

染織作家 須賀恭子さん(第2回ぎゃらりー泉)

2018年5月開催「ぎゃらりー泉 須賀恭子 初個展」

第2回目の作り手は、染織作家 須賀恭子さん。
飛び込みで作品を持ち込まれた当時から、厳しいアドバイスをさせていただきました。
数ヶ月後には試行錯誤された自分の答えを必ず持参され、その内に秘めた強い意志と根性が今に繋がっていると思います。
また、製糸場へ通い一本の糸の素材から探求される大変努力家な作り手です。
懐かしさとモダンさの混合が魅力です。澄んだ穏やかな色合いなのに、身につけるとしっかりと主張するのは組織織も考慮してのこと。
須賀恭子さんの弛まない努力と創造力、成長し続ける姿にたくさんのファンがいらっしゃいます。

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和更紗 中野史朗さん(第3回ぎゃらりー泉)

和更紗 中野史朗さん(第3回ぎゃらりー泉)

2019年3月開催「~本物の職人に憧れて~ 和更紗 中野史朗展」

第3回目の作り手は、和更紗 中野史朗さん。
江戸小紋師の藍田正雄先生から紹介されたのが出会いのきっかけです。
ご本人はとても控えめで、技術も作品の完成度も素晴らしく、必要なのは「誰にために作品を創るのか」という明確な目標でした。
中野さんが人生の出会いを通して一つ一つ積み上げてこられた確かな手技、お人柄もあり素晴らしい諸先輩方からも背中を押され、「ぎゃらりー泉」での個展開催となりました。
「和更紗」という絶滅寸前の希少な技術の継承者として、職人として勤めていた染色工房から独立し、和更紗の魅力の普及に奮闘されています。

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紬織 香月美穂子さん(第5回ぎゃらりー泉)

紬織 香月美穂子さん(第5回ぎゃらりー泉)

2021年10月開催「香月美穂子 初個展 ~時を染め、織る~」

ぎゃらりー泉で紹介させていただいた4人目の作り手は、紬織 香月美穂子さん。
2009年頃、店主の泉二と共に西部支部展で初めて作品を目にし、「この方の織り!」と心を射抜かれて以来のお付き合いとなります。
自然の風景や身近な草花からデザインを創作、草木染めの瑞々しい色彩が浮織の織り模様により、奥深くしなやかな表情をみせてくれます。
弊社40周年記念展では、銀座の柳をご送付させていただき、帯を制作いただきました。
染織の世界に入られて最初の20数年は会社員との二足のわらじでしたが、現在は退職され染織家として作品制作に邁進されています。

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型絵染 長沢碧さん(第6回ぎゃらりー泉)

型絵染 長沢碧さん(第6回ぎゃらりー泉)

2021年11月開催「型絵染 長沢碧 初個展~瞳の奥に描かれた景色~」

ぎゃらりー泉で紹介させていただいた5人目の作り手は、型絵染 長沢碧さん。
女子美術大学芸術学部工芸科を卒業後、同大学院に進み工芸研究領域染コース修士を修了。大学在学中に型染を学び、金沢にて友禅染を取り入れた作品を展開されます。 純粋な心、瑞々しい感性が解き放たれた、着物と帯。着物は元気や勇気を身につけられるものだとして、自然から「美しさや元気のエキスを抽出」するような気持ちで図案を描いていると仰る長沢碧さん。型染の技法を中心に山川草木、生命のうつくしさや自然の尊さを感受性豊かに染め上げます。

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首里織 運天裕子さん(第7回ぎゃらりー泉)

首里織 運天裕子さん(第7回ぎゃらりー泉)

2022年4月 運天裕子 初個展~首里のはたおと~

第95回国画会にて会友賞を受賞された、首里織・運天裕子さんの待望の初個展が開催されました。
沖縄の豊かな染織文化の中でもひときわ格調高い織物である首里織。
34年間、アトリエルバースにて工房作品を製作し、「手縞」「桐板」「綾の中」など復元作業のアシスタントに従事。あくなき探求心から生まれる創造力を美しい織物にする力量は類を見ません。

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