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「澤田麻衣子展」のぎゃらりートークを開催しました|今日の店主(2019年公開)

こちらは2019年に公開された記事です。

2019年5月24日(金)から26日(日)まで、銀座もとじ ぎゃらりー泉にて「型絵染 澤田麻衣子展 ~森を歩いて~」を開催。18日(土)の朝10時からは澤田麻衣子さんをお迎えしてぎゃらりートークを、さらに25日(土)26日(日)の午後3時からは作品解説のミニトーク会を行いました。

澤田麻衣子さんご自身が「夢のような3日間でした」と回想される2017年6月の初個展から約2年。めざましい活躍を遂げられ、先日の第48回日本伝統工芸近畿展では絵羽作品「風雅紫苑」にて京都新聞賞を受賞。お客様を前に「緊張します」とは仰るものの、この2年を全力で走り切った充実感に満ちた表情をされていました。

本催事では、これからの季節に向けて夏素材の帯も多数制作いただき、またプラチナボーイの生地に染めていただいた作品は全て新しい型を起こすところからお願いいたしました。 「プラチナボーイに染めるというのは大変なプレッシャーです。白生地の美しさをどう生かすかを考えて型をデザインしました」 作品とともに工房での制作風景をご覧いただきながら、染織の世界を志したきっかけや型絵染の工房での20年超の職人時代のお話、独立に際してのあたたかなエピソード、ものづくりにおいて大切にしていることなどをお伺いしました。

いつも「着ていただく方と“赤い糸”でつながっている」と思いながらものづくりをされていると仰る澤田麻衣子さん。身につけることで「今日は大丈夫」と思えるような、プラスのパワーをもらえるような、そんな作品を作っていきたいとのこと。着物文化を未来へ繋いでくださる方々の笑顔を思い続ける黒子でありたい、と仰っていました。

若手作家に作品発表の場を提供する「ぎゃらりー泉」は店主 泉二弘明の長年の夢でした。店主 泉二が若かりし頃、素晴らしい才能を持ちながら作品披露の機会を持てず染織の道を諦める作り手を目の当たりにし、いつか自分が応援できる立場になりたいと願い続け、やっと叶えられたのが2017年、澤田麻衣子さんの初個展でした。また、個展を開催して終わりではありません。「ぎゃらりー泉」では個展をきっかけにお客様に正しい評価をいただき、ファンになっていただき、作り手として生計を立て染織の世界で羽ばたいていただくことを目指しています。

澤田麻衣子さんと銀座もとじとの出会いは2015年、雑誌「きものsalon」と共同開催した「染織大賞」で大賞を受賞されたのが始まりです。まさに大きく羽ばたこうとされている澤田麻衣子さんの活躍に、これからもぜひご注目ください。 お集まりくださった皆様、お店やオンラインショップ等で作品をご覧くださった皆様に、心より御礼申し上げます。

 

 

 

 

 

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