彩りが豊かにほどこされ、精緻な絣技術で織り上げられた、9マルキの有色泥大島のご紹介です。
しっとりと深い泥染の黒地に、朱、青緑、茶、紫、緑の多彩が美しく際立つ植物文様。曲線の流れもきれいで、仕立てると視線を縦に導き、スタイルアップの着姿が楽しめそうです。9マルキによる精緻な絣柄により美しいぼかしが表現され、彩りがくっきりと引き立ち、透明感のある織表情が魅力的です。
華やぎのある大島紬は、普段使いはもちろんのこと、紬OKのパーティーシーンにもおすすめです。
明るい彩りで、お顔映りも明るく楽しめる一品です。
都成織物について
-高い色堅牢度を誇る漆黒の泥大島-
大島紬の織元では老舗とも言える都成織物は、泥大島を得意とされ、色の堅牢度(色落ちのしにくさ)の高さは検反する方も驚くほど。分業制の大島紬では珍しく、泥染め以外の全行程を自社で行うことで品質管理を徹底し、オリジナルの図案制作から完成まで目を行き届かせています。
独自ブランド「奄美の風」を展開し、幽玄な美しさ、個性がありながら気品ある着姿を想像させるデザインの大島紬を制作。昭和53年に人間国宝・森口華弘先生が一週間ほど滞在し、特別な大島紬のデザインをしたことでも知られています。
都成家のお嬢様と結婚された黒田康則さんが三代目を引き継ぐべく大奮闘中。黒田さんは東京のマーケティング会社を退社され、奄美に移住されています。
【インタビュー】
「銀座もとじ」と「大島紬」について
店主 泉二弘明は大島紬の故郷、奄美大島出身です。 銀座もとじがプロデュースする純国産絹「プラチナボーイ」を使用した『オリジナル大島紬』をはじめ、厳選した『銀座もとじセレクト大島紬』をご用意し、現代の街並みに似合うお洒落な大島紬スタイルをご提案します。
【銀座もとじの挑戦】「大島紬」
【作家産地】「大島紬」