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  • 『泥中の布-HIRAKI project-』金井志人(染色)×柳晋哉(染織)×泉二啓太《開催終了/心より御礼申し上げます》

『泥中の布-HIRAKI project-』金井志人(染色)×柳晋哉(染織)×泉二啓太《開催終了/心より御礼申し上げます》

『泥中の布-HIRAKI project-』は、おかげ様で盛況のうちに終了いたしました。 作品を手に取ってくださった皆様、オンラインでご覧になられた皆様に心より御礼申し上げます。


伝統を新たな視点から見つめ直し、
未知の化学反応を起こすことで、染織の可能性を啓く-
銀座もとじの「HIRAKI project」によるイベント開催のお知らせです。

泥中の布(デイチュウ ノ ギン)

草木と布が戯れ色付き
布が泥に染まり光を放つ

1300年の歴史を持つ大島紬の伝統的な染色技法「泥染め」
自生する植物と鉄分豊富な泥による奄美の自然と大地の恵みが生み出す
泥染めの可能性を探る5反を特別展示

第2回目は、泥染めの新たな可能性を探るため、下染めにテーチ木の他、柳、蘇芳(すおう)、藍、福木を用いて染め上げた5色を金井 志人(染色)、柳 晋哉(染織)と共に発表します。
異なる染料で染め上げた新たな泥中の布が、染織の未来を広げる一助になることを願います。
※布(ギン)とは、奄美大島の方言で布をギンと呼びます。

金井志人 柳晋哉 泉二啓太 大島紬泥染 泥中の布-HIRAKI project-

HIRAKI projectについて

会場/期間

奄美大島《開催終了》
日 時:2023年2月14日(火)~16日(木) 10時~17時
場 所:金井工芸(鹿児島県大島郡龍郷町戸口 2205-1)

東京
日 時:2023年4月14日(金)~16日(日) 11時~19時
場 所:銀座もとじ和織・和染 (東京都中央区銀座4-8-12)

ぎゃらりートーク

日時:4月15日(土)10時~11時【開催終了】
場所:銀座もとじ和織・和染

作品解説

日時:4月15日(土)15時~ ※20分ほど【開催終了】
場所:銀座もとじ和織・和染

プロジェクトメンバー

日本染織の可能性を啓く 銀座もとじの「HIRAKI project」“大島紬の泥染め”

金井志人
金井 志人(カナイ ユキヒト)
染色家。1979年奄美大島生まれ。
奄美大島紬の泥染めを担う金井工芸の後継者。泥染めをはじめとする伝統的な天然染色に携わりながら、ファッションブランドとのコラボレーションや、布以外の素材の染色など、新しいジャンルの開拓も積極的に展開している。
伝統的な技法を新しい目線で取り入れる姿勢が、多くのアーティストからも支持されている。


柳晋哉
柳 晋哉(ヤナギ シンヤ)
染織家。1987年東京都生まれ。
民藝運動の父と呼ばれた柳宗悦氏の甥にあたる、柳悦博さんを祖父に、崇さんを父に持つ。 インテリアデザインの専門学校を卒業後、建築会社への勤務を経て、崇さんが二代目を務める「柳染織工房」に入所し染織の道へ。 入所2年後に自身の名前で初制作した作品を「日本民藝館展」に初出品、初入選。2019年には日本民藝館展奨励賞を受賞し、2021年に独立されました。
民藝は「手仕事のもつエネルギー」であると語り、柳家のもの作りの根幹にある美意識、糸へのこだわりや染織技法を受け継ぎながら、新しい感性を活かした作品を制作されている。


泉二啓太
泉二 啓太(モトジ ケイタ)
銀座もとじ店主。1984年東京都生まれ。
「着物をワードローブの一つの選択肢に」「着物に関わる仕事が憧れられる職業に」その夢を叶えるため、店舗での接客をはじめ、日本全国の産地・作家を自ら訪れオリジナル商品の開発や、お客様参加型の着物づくりの企画運営、次世代に向けて日本の手仕事や着物の魅力を伝えるワークショップを開催するなど、着物文化を国内外に広める活動を精力的に行っている。

HIRAKI project について

伝統とは革新の連続

日本が誇る染織文化を未来へ繋いでいくために
伝統を新たな視点から見つめ直し、
未知の化学反応を起こすことで、
染織の可能性を発見していきたい。

【HIRAKI (啓)】とは
1.未知なるものを明らかにする。教え導くこと。
2.閉じたものを開放すること。

日本染織の伝統文化は「継承し守る」ことと共に、
新しい風を取り入れ柔軟に「変化」してきたからこそ、今に伝わっています。

茨城県・栃木県を産地とする『結城紬』は、
17世紀初頭、紬織自体は一度衰退。
しかし、長野県の上田から職人を招いて振興・改良に努め、
今に伝わる「結城紬」の基盤をつくりました。
鹿児島県を産地とする『大島紬』も、
明治時代に久留米絣(福岡県)から「締機」を取り入れ、
現在の大島紬のベースを作りました。

現在、伝統工芸品として古から伝わる技法も、長い歴史を振り返れば
「産地×産地」「伝統×新しいもの」「伝統×挑戦」といった
新しい化学反応が起こることで進化し、
それが伝統となり今に根付いています。

この大切な文化を未来に繋げていくために、
伝統を新たな視点から見つめ直し、染織の未来を啓く化学反応を起こし
「伝統」からの新たな開放が必要不可欠だと感じます。

伝統に甘んじず、守ることからの脱却こそが、染織の可能性を広げると信じ、
新たな取り組み【HIRAKI project】を始動いたします。

フォームからのお問い合わせ

〈お問い合わせ〉
銀座もとじ和織・和染 03-3538-7878
銀座もとじ男のきもの 03-5524-7472

 

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