二大巨匠展 競演する織と染
―北村武資と森口邦彦
20世紀が生んだ日本染織界における二大巨匠 北村武資氏と森口邦彦氏による初の二人展を開催いたします。北村氏作品100点、森口氏作品10点の新作はじめ、人間国宝同士よる世紀の合作「雪景」を展示いたします。
圧巻の作品群、どうぞこの機会をお見逃しなく。
《「織」人間国宝 北村武資》着物/袋帯/八寸帯/角帯
女性帯638,000円~ 男性帯550,000円~(税/仕立込)
着 物:羅文帛・経錦
袋 帯:羅金・羅・経錦・煌彩錦・織繧繝・截箔・本金・斑錦
八寸帯:羅
角 帯:羅・経錦
《「染」人間国宝 森口邦彦》訪問着/黒留袖/色留袖/帯
催事概要
【二大巨匠展 競演する織と染―北村武資と森口邦彦】
会期:2022年2月19日(土)~27日(日)
会場:銀座もとじ和織・和染
〈お問い合わせ〉
銀座もとじ女性のきもの 03-3538-7878
銀座もとじ男のきもの 03-5524-7472
特別イベントのご案内《開催終了・動画公開中》
【ぎゃらりートーク】
2022年2月19日(土)10時~11時
「日本工芸会の染織作家が語る二大巨匠の真の姿」
髙橋寛氏、松原伸生氏、大髙美由紀氏をお迎えし、店主・泉二を交え、北村氏、森口氏の魅力をお伺いします。
場所:銀座もとじ和織・和染
定員:20名様(会費無料・要予約)【満席御礼】
※ぎゃらりートークの様子をインスタグラムでライブ配信。また終了後アーカイブ動画をインスタグラムとYouTubeで公開予定です。
ご来店予約受付中
~心ゆくまで二大巨匠の作品を~
この機会に、二大巨匠の多様な作品を心ゆくまでご覧になりませんか?ご希望の方はご来店日時をお知らせください。
送料無料でお手元確認を承ります
《アーカイブ動画公開中》インスタグラムライブ配信
二大巨匠のこれまでの道のりや合作の誕生秘話について、店主・泉二弘明と二代目・泉二啓太がお話しさせていただきました。公式アカウント内でアーカイブ動画をご覧いただけます。
《2/19(土)~27(日)》
二大巨匠初のコラボレーション作品
「雪景」を期間限定で公開
重要無形文化財「羅・経錦」保持者の北村武資氏と、「友禅」保持者の森口邦彦氏による前人未踏の奇跡のコラボレーションが実現しました。催事期間中、銀座もとじ和織・和染にてご覧いただけます。
北村武資氏と森口邦彦氏による
スペシャルトーク会
人間国宝・北村武資氏と人間国宝・森口邦彦氏、多摩美術大学教授・外舘和子先生をお迎えし、ものづくりの神髄に迫ります。
日時 : 2月26日(土) 11時~12時
2月27日(日) 11時~12時
会 場 : 銀座フェニックスプラザ
(東京都中央区銀座3-9-11 紙パルプ会館 内)
定 員 : 各70名様(会費無料/要予約・先着順)
お申込み:銀座もとじ和織・和染 03-3538-7878
※2月26日(土)と27日(日)は、作家の在廊を予定しております。
『和織物語』最新号
二大巨匠展 競演する織と染―北村武資と森口邦彦
二大巨匠の作品世界に迫る!『和織物語』最新号を全文公開しています。
※『和織物語』は、丁寧な取材に基づき作り手の軌跡と情熱をお届けする読みものです。過去の一覧はこちら>>
特別座談会 北村武資氏×森口邦彦氏
北村・森口両氏の闊達な京言葉が生かされた楽しいやり取りの中に、互いの仕事への敬意と、染織や日本文化への深い愛情が感じられます。ぜひご一読ください。
「究極の合作」誕生秘話~二大巨匠展へ向けて
2年前、北村武資先生からの「君の次の夢は?」という問いに、「お二人の二人展を開催することです」と即答したあの日のやりとり・・。まさに「夢の実現」となる本展示会へ向けて、店主・泉二弘明と二代目・泉二啓太が、語り尽くせない思いをこの場をお借りしてお話させていただきました。
北村武資の「織」
〜織技法と装いのヒント〜
北村武資氏は「織物の組織そのものが表現」であるとして織の構造美を極め、「羅」や「経錦」の他にも多様な織を創作されてきました。各織技法をわかりやすく解説するとともに、作品を装う際のちょっとしたヒントをご案内いたします。
北村武資(きたむら・たけし)氏について
2017年の個展にて。写真中央が北村武資氏、右は外舘和子氏。
(手前)北村武資作 羅金袋帯「七宝花丸文」(奥)袋帯「四ツ目菱文羅」(右)羅文帛着尺
1935年京都市生まれ。15歳から西陣で織物を学んだ後、独 立。1965年日本伝統工芸染織展に初出品以降、日本工芸会 会長賞やNHK会長賞など受賞歴多数。古代に発展し途絶え た織り技法を独学により復元し、1995年に「羅」、2000年 に「経錦」で重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定。
1996年紫綬褒章受章、2005年旭日中授章受章。
北村氏の織物は単なる古代製織技法の復元ではなく「現代 に生きる織物」として、精緻で破綻のない織り組織と洗練 された色彩で、雅やかで品格ある作風です。
著書『「織」を極める』
1935年 京都市に生まれる
1965年 日本伝統工芸染織展日本工芸会会長賞以後、入選・受賞多数
1968年 日本伝統工芸展 NHK会長賞
1990年 京都府無形文化財保持者に認定
1995年 重要無形文化財「羅」保持者に認定
1996年 紫綬褒章受章
2000年 「経錦」の技法にて二度目の重要無形文化財保持者に認定
2001年 群馬県立近代美術館「人間国宝北村武資-織の美-」展開催
2005年 旭日中綬章受章
2011年 京都国立近代美術館「『織』を極める人間国宝北村武資展」開催
森口邦彦(もりぐち・くにひこ)氏について
2019年の個展にて。写真左から2人目が森口邦彦氏。
森口邦彦作 訪問着「雪の回廊」
1941年京都市生まれ。1963年に京都市立美術大学(現・ 京都市立芸術大学)日本画科を卒業後、渡仏。パリ国立高 等装飾美術学校でグラフィックデザインを学び、1966年 卒業。帰国後、「友禅」の重要無形文化財保持者(人間国 宝)であった父・森口華弘氏の下で友禅技法を学ぶ。
1986年よりパリの画廊をはじめ、海外での個展を多数開 催。1988年仏政府レジオン・ドヌール勲章受章。2001年 紫綬褒章受章。2007年に「友禅」で重要無形文化財保持 者に認定。2013年旭日中授章受章、2020年文化功労者に 選定。
森口氏は、2014年にリニューアルされた三越のショッピ ングバッグに友禅訪問着のデザインが採用されたことでも 知られ、父・華弘氏が花鳥風月の古典美をモチーフにした 作風であるのに対し、幾何学模様を配したグラフィカルな 表現を極められています。
《所蔵一覧》
メトロポリタン美術館
ヴィクトリア&アルバート美術館
ロサンゼルスカウンティ―美術館
広島県立立美術館
国立近代美術館
京都国立近代美術館他
1941年 京都市生まれ
1963年 京都市立美術大学日本画科卒業、 フランス政府給費留学生として渡仏
1966年 パリ国立高等装飾美術学校卒業
1967年 父・森口華弘のもとで友禅に従事
1969年 第6回日本染織展にて文化庁長官賞
第16回日本伝統工芸展にてNHK会長賞
1988年 フランス政府芸術文芸シュヴァリエ章受章
2001年 紫綬褒章受章
2007年 重要無形文化財「友禅」保持者に認定
2009年 「森口華弘・邦彦展-父子人間国宝―」(滋賀県立近代美術館・読売新聞東京本社)
2013年 旭日中綬章受賞
2016年 「森口邦彦-隠された秩序」展(パリ日本文化会館)
2020年 文化功労者に選定