Graphic design: Naonori Yago
男のきもの シーズナルコレクション
「着物をワードローブの一つの選択肢に」。
店主・泉二啓太の願いが込められた、『銀座もとじ男のきもの シーズナルコレクション』は、2015年秋冬より始動、今季13シーズン目を迎えました。
上質な素材と熟練した職人技に少しの遊び心を加え、「着物をファッション感覚で楽しんでいただく」をコンセプトに、今の時代にフィットした“和の装い”を提案しています。
2024年夏
「モダンボーイ」
1920~30年代、大正デモクラシー以降の自由な時流と、産業化が急速に進み、伝統的な手仕事から大量生産・大量消費へ移り変わる時代。
銀座を中心に、当世風で新し物好きな青年たちは暮らしの中に積極的に欧米のスタイルを取り入れ
『モダンボーイ(モボ)』と呼ばれるようになり、『モボ』の言葉とイメージは全国に広まった。
そこから約100年を経て、大量生産・大量消費の時代の反省と、手仕事への回帰が見直される昨今。
モノが溢れる今の時代だからこそ、手仕事で一つ一つ作られた着物はモダンであると考える。
銀座の地から、現代のモダンボーイに提案するコレクション。
着物、帯、浴衣などのラインナップで発表。
銀座もとじ男のきもの
シーズナルコレクション 2024年夏
「モダンボーイ」
販売開始:2024年5月10日(金)11時~
銀座もとじ男のきもの、オンラインショップにて
〈お問い合わせ〉
銀座もとじ男のきもの 03-5524-7472
LOOK BOOK
LOOK 1
レトロ喫茶で昭和を感じて
昭和初期の流行色、青磁色を基調とした若々しく爽やかな配色の縞羽織に、青磁色からベージュへと変化する裾ぼかしのグラデーションが洒落た赤城紬の絵羽着物を合わせて、レトロな喫茶店でノスタルジックなひと時を楽しみませんか。
LOOK 2
銀座でぶらぶら散策を
銀座三原通りから空に抜けていく景色をイメージした、焦げ茶から水色のグラデーションが洒落た赤城紬の絵羽着物に墨色の自然布の帯を合わせて、当時、モボ達が闊歩した銀座に想いを馳せて、銀座ぶらしませんか。
LOOK 3
アートを纏って美術館巡りを
柳の新芽をイメージした絣の明石縮の着物に、昭和初期に流行した芸術運動“シュールレアリズム”の表現を用いた、草木染による抽象的な角帯を合わせて、アートを身に纏いながら美術館巡りを楽しみませんか。
LOOK 4
ミュージックバーで大人なひと時を
無地の赤城紬の着物に、モボ たちを表現した歌謡曲から着想を得てデザインした、洒落た角帯を合せて。アナログレコードならではの音源を楽しめるミュージックバーで大人なひと時を楽しみませんか。
矢後 直規(Naonori YAGO)氏
アートディレクター / グラフィックデザイナー
≪ プロフィール ≫
1986年、静岡県生まれ。主な仕事は、日本航空系LCC・ZIPAIRのロゴ、シンボル、機体デザイン、制服のディレクションなどのブランド開発。Roppongi Hills Fashion、Laforet HARAJUKUなどのビジュアルデザイン。矢野顕子などCDジャケット、篠山紀信など写真家のブックデザイン。
2016年ドイツデザイン誌novum、2018年中国デザイン誌 Package and Design Magazine、2020年COMMERCIAL PHOTOで特集され、2020年2月にラフォーレミュージアムにて初大規模個展「婆娑羅」を開催。青幻舎から初作品集「婆娑羅」が出版される。
Instagram @yagonaonori