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重要無形文化財「友禅」保持者 森口邦彦展|11月催事

※「邦」の字は正しくは旧字です。

重要無形文化財「友禅」保持者 森口邦彦氏による5年ぶりとなる個展を開催します。
作品の奥深い空間性、唯一無二の存在感と品位は作家の生き方と確かな友禅技術から生み出されます。
時代の変革の中でも変わらない伝統の根本と本質を探求し続け、
新たな友禅表現の世界を切り拓く作家の新作20作品を一堂に。
この機会をどうぞお見逃しなく御覧ください。

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重要無形文化財「友禅」保持者 森口邦彦展
会期:2024年11月22日(金) ~24日(日)
場所:銀座もとじ 和染、オンラインショップ
〈お問い合わせ〉
銀座もとじ和織和染 03-3538-7878
銀座もとじ男のきもの 03-5524-7472

森口邦彦先生 特別講演 ぎゃらりートーク

日時:11月23日(土)10~11時【キャンセル待ち】
登壇者:森口邦彦氏、外舘和子氏(多摩美術大学教授)、泉二啓太(銀座もとじ店主)
「僕は美しいものをつくりたい」、今に問い続けるあくなき探究心。
デザインの魅力、意匠に込められた創造性に迫ります。
会場:
銀座もとじ和染
定員:
40名様(無料・要予約)

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森口邦彦先生 特別講演会

日時:11月24日(日)10~11時【受付中】
登壇者:森口邦彦氏、外舘和子氏(多摩美術大学教授)
森口氏が歩んできた「自分の中に答えを見つけていく日々」
秩序の発見から展開へ、新たな友禅表現の世界を切り拓く作家の思考に触れます。
会場:
紙パルプ会館 2階フェニックスプラザ(東京都中央区銀座3-9-11 紙パルプ会館内)
定員:
100名様(無料・要予約)
2024年の第58回 日本伝統工芸染織展で鑑審査委員長を務められた多摩美術大学教授・外舘和子先生を聞き手にお迎えした特別講演会です。
※美術・文化を学ばれる学生の皆様もこの機会にぜひご参加ください。

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【和織物語】友禅作家・森口邦彦のデザインエッセンス―秩序の発見と展開

著者:外舘和子(多摩美術大学教授)

今回の「重要無形文化財「友禅」保持者 森口邦彦展」に向けて、第58回日本伝統工芸染織展で鑑審査委員長も務められた外舘和子先生に取材執筆いただきました。ぜひご覧くださいませ。

※「邦」の字は正しくは旧字です。

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「きものsalon 2024-25秋冬」誌面で
森口邦彦先生と店主・泉二啓太が
対談させていただきました


「奄美大島に恩返しを」の見出しで始まる対談ページ(50-51ページ)では、6月の講演会や島の人々との交流で感じられたことなども語られています。ぜひ誌面を手にとってご覧ください。

奄美大島にて2024年6月開催
人間国宝 森口邦彦 講演会
「未来を描く」

森口邦彦氏の父であり人間国宝・森口華弘氏は奄美大島に滞在し、豊かな自然に触れ躍動感溢れる大島紬を制作しています。邦彦氏自身も、奄美大島の若者たちに自らの経験と体験で得た「自分が住む土地の豊かさを知ることは、人生の生きる力となり、創造力となり、宝ものとなる」という思いを伝えます。
 世界のすべての陸地は海に囲まれていて、世界遺産に認定された奄美大島は正に私たち一人ひとりが守り伝えていくべき人類共通の遺産です。私たちは生まれ育った場所があるからこそ、自らの生きる場を捉える確かなまなざしを取り戻し、未来を思い描くための大切な「道しるべ」として心に地図を持つことができるのではないでしょうか。
 我が国には、世界に卓越する工芸の伝統があります。伝統は、時代の中で生きて流れているもので、永遠に変わらない本質を持ちながら、一瞬もとどまることのないのが本来の姿であります。そこに従事する人間は先人、父祖から受け継いだ優れた技術を一層錬磨するとともに、今日の生活に即した新しいものを築き上げることが課せられます。
 森口邦彦氏の父であり人間国宝・森口華弘氏は奄美大島に滞在し、豊かな自然に触れ躍動感溢れる大島紬を制作しています。邦彦氏自身も、奄美大島の若者たちに自らの経験と体験で得た「自分が住む土地の豊かさを知ることは、人生の生きる力となり、創造力となり、宝ものとなる」という思いを伝えます。

講演会の詳細を見る

主催:株式会社 銀座もとじ
後援:奄美市・奄美市教育委員会・龍郷町・龍郷町教育委員会・株式会社 南海日日新聞社・株式会社 奄美新聞社・本場奄美大島紬協同組合

視覚の冒険―森口邦彦の錯視的抽象の友禅(2019年)|和織物語

多摩美術大学教授 外舘和子先生に取材執筆いただきました。全文公開しておりますので、ぜひご覧ください。


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森口邦彦氏プロフィール

1941年京都市生まれ。1963年に京都市立美術大学(現・ 京都市立芸術大学)日本画科を卒業後、渡仏。パリ国立高等装飾美術学校でグラフィックデザインを学び、1966年卒業。帰国後、『友禅』重要無形文化財保持者(人間国宝)であった父・森口華弘氏の下で友禅技法を学ぶ。1988年仏政府レジオン・ドヌール芸術文芸 シュヴァリエ章受章、2001年紫綬褒章受章、2007年『友禅』重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定、2013年旭日中綬章受賞、2020年文化功労者に選定、2021年仏政府レジオン・ドヌール・コマンドゥール章受章。 
父・華弘氏が花鳥風月の古典美をモチーフにした作風であるのに対し、幾何学模様を配したグラフィカルな表現を極める。作品はV&A博物館、NYメトロポリタン美術館をはじめとする世界の主要美術館に所蔵されるなど、海外でも高く評価されている。

1941年 京都市生まれ
1963年 京都市立美術大学日本画科卒業、フランス政府給費留学生として渡仏
1966年 パリ国立高等装飾美術学校卒業
1967年 父・森口華弘のもとで友禅に従事し始める
1969年 第6回日本染織展にて文化庁長官賞
     第16回日本伝統工芸展にてNHK会長賞
2001年 紫綬褒章受章
2007年 重要無形文化財「友禅」保持者に認定
2009年 「森口華弘・邦彦展ー父子人間国宝ー」(滋賀県立近代美術館・読売新聞東京本社)
2013年 旭日中綬章受賞
2016年 「森口邦彦-隠された秩序」展(パリ日本文化会館・国際交流基金)
2020年 「人間国宝 森口邦彦 友禅/デザインー交差する自由へのまなざし」(京都国立近代美術館)
2020年 文化功労者に選定
2020年 フランス共和国 レジオン・ドヌール・コマンドゥール章受章
2023年 フランス発ジュエラー「ヴァン クリーフ&アーペル」とのコラボレーションによる、プレシャス ボックスを制作

森口邦彦氏ご紹介ページ

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