「能登上布と自然布の角帯」展は、おかげ様で盛況のうちに終了いたしました。ご来店いただきました皆様、作品をご覧くださった皆様に心より御礼申し上げます。
能登上布と自然布の角帯
薄く透けた涼しげな能登上布は清涼感のある盛夏の麻織物です。今夏は生成りや黒、グレーなどの地色に縞やシンプルな絣で大人の気品を感じさせるコーディネートはいかがでしょうか。盛夏の帯には、日本の北から南の風土から生まれた自然布の選りすぐりの帯を取り揃えました。
きものと帯、自然布の素材感の違いを生かした上級者の装い、色数を控え全体をまとめて洗練された装いと、盛夏こそ素材にこだわり、ひと味違う大人のお洒落を着こなしてみませんか。
*しな布、芭蕉布、宮古上布、からむし、アッシ織角帯など多種取り揃えております
会期:2022年5月20日(金)~22日(日)
会場:銀座もとじ 男のきもの、和織、オンラインショップ
〈お問い合わせ〉
銀座もとじ男のきもの 03-5524‐7472
銀座もとじ女性のきもの 03-3538-7878
能登上布とは
現在の織元は一軒のみの希少な麻織物。
上品な質感とシンプルなデザインが人気
ハリのある、さらりとした肌触りが涼やかな能登上布。
上品な質感で、シンプル好みのデザインが多く、男性女性ともに人気です。
約2,000年前、第10代崇神天皇の皇女が能登の鹿西(ろくせい)町に滞在したときに「真麻の上布を作ること」を地元の人に教えたのが始まりといわれます。その後、江戸時代に近江(現在の滋賀県)から技術が伝わって発展し、昭和初期には麻織物では全国一の生産数を誇りましたがその後減少。現在では織元はたった一軒、石川県羽咋市に住む山崎仁一さんのみとなりました。1960年に石川県の無形文化財に指定されています。