「友禅 髙橋寛 展」はおかげ様で盛況のうちに終了いたしました。ご来店いただきました皆様、オンラインを通じ作品をご覧になられた皆様に心より御礼申し上げます。
上の作品はすべて高橋寛作 (右)プラチナボーイ 染九寸名古屋帯 「格子文」(中)プラチナボーイ 染九寸名古屋帯「襲」いずれも480,000円、(左)染角帯 すべて160,000円
※価格は税込、お仕立て上がり価格となります。
友禅 髙橋寛 展
会期:2021年1月22日(金)~24日(日)
場所:銀座もとじ和染、男のきもの、オンラインショップ
五感に語りかけてくる「静と動」「光と影」の意匠美。
創造は氏の唯一の道具である糊筒により、
一粒の極小の点、一本の線から描かれます。
愛好家のコレクションとなる一枚、ぜひご覧ください。
《1/16》インスタグラム ライブ配信
配信日時:1月16日(土)19:30~
作品の魅力とコーディネートのご紹介をします。
《1/22》ぎゃらりートーク《無観客でのライブ配信》
作家をお招きし、店主泉二を交えてお話を伺います。
日 程 : 1月22日(金)
時 間 : 20:00〜
お問い合わせ:
03-3535-3888(銀座もとじ 和染)
03-5524-7472(銀座もとじ 男のきもの)
メールでのお問い合わせ:
info@motoji.co.jp
2017年の『和織物語』を公開中!
2017年の初個展の際に工芸史家・外舘和子さんに執筆いただいた『和織物語』を公開しています。
髙橋寛さんの生い立ちから、二人の人間国宝との出会いと修業時代、特徴的な技法と作品を通し何を表現されているのか等、詳らかに伝えています。髙橋寛さんが手掛ける作品世界の理解の一助としてぜひご一読ください。
糊の点描と線描~高橋寬の友禅の粋~|和織物語
髙橋寛さんのご紹介
日本工芸会正会員・東日本支部監事
父親は友禅の模様師、母親は日本刺繍を手掛ける呉服職人の四男として東京に生まれる。高校では色染化学科を専攻、卒業後に父親の兄弟子である中村勝馬氏に弟子入りする。
勝馬氏の弟子の一人、後に人間国宝となる山田貢氏からも技術、作家としての心得を習得する。8年間の修業時代、既に数多くの公募展に入選、新人として頭角を現す。
独立2年後に父親が他界、以後12年間は「背負い呉服」、悉皆屋からの客注専門として古典柄から振袖、七五三の着物までを手がけます。
その後、再び40歳で日本伝統工芸展に出品、以後の活躍は言うまでもなく、卓越した真糊での点描と線描で描いた作品は氏ならではの世界を染め上げています。
時代を牽引する人間国宝の作家はじめ次世代を担う作家からも厚い信頼を寄せられています。
銀座もとじ和染 2017年初個展
平成20年 第55回日本伝統工芸展 奨励賞
平成27年 第62回日本伝統工芸展 奨励賞
髙橋寬さんからのメッセージ
※銀座もとじ40周年企画「一本の糸から 40年の歩み」に寄せていただいたメッセージです。
うららかな季節のはずが騒然とした日々が続いています、皆様には十分なご注意をされ、銀座もとじ様でお目にかかれますことを楽しみにしております。
私が初めての個展をさせて頂きましたのは2017年の1月でございました。
それまで問屋様の催事などでお客様と接する機会はありましたが、銀座もとじ様でのトーク会のような事は初めてのことでございました。
社員の皆様の熱心な勉強と共に、お客様の知識の深さに驚いたことを覚えております。
私の作品は展覧会などで一定の評価を受けていたと思っていますが、個性的である事で、皆様のご理解を頂けるのだろうか?と思っておりました。初めての個展でお客様に歓迎され、多くのお客様にお求め頂いたことは私にとって本当に感激する出来事でありました。
銀座もとじ様からのお誘いと、外館先生や友人の皆さんの後押しもあり、お客様と出会うことができました。
私の作品を理解して頂き、身につけて頂ける、作者としてこれ以上の喜びはありません。その繋がりを大事にしていきたいと思っています。
来年、2回目の個展を企画して頂いております、無事に開催できるよう、今の状況が収束していることを祈っております。
令和2年4月25日
髙橋寛
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