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  • 髙橋寛 喜寿記念展 ~東京友禅の系譜 中村勝馬・山田貢を師に~|9月催事《開催終了》

髙橋寛 喜寿記念展 ~東京友禅の系譜 中村勝馬・山田貢を師に~|9月催事《開催終了》

左)プラチナボーイ 染九寸名古屋帯「瀾(なみ)」、右)プラチナボーイ 染九寸名古屋帯「華」、左下)角帯 「木の葉文」

「髙橋寛 喜寿記念展 ~東京友禅の系譜 中村勝馬・山田貢を師に~」は、おかげ様で盛況のうちに終了いたしました。ご来場くださった皆様、オンラインでご覧になられた皆様に心より御礼申し上げます。


二人の人間国宝を師に仰ぎ、独自の友禅の美を創りあげた孤高の友禅作家。
糊の線描と点描、極限られた染め色だけで奏でられる意匠美で、具象・抽象の概念を越え、森羅万象の一刻を時に悠然と時に荘厳な世界観で染め上げます。
「作品を御覧いただければ」と、多くを語らない氏でありますが、初心を決して忘れることなく、実直に真摯に作品制作に向き合ってこられました。
プラチナボーイの新作はじめ、工芸展出品作品を一堂にご紹介します。
六十年の軌跡を是非御覧ください。

会期:2024年9月13日(金) ~16日(月・祝)
場所:銀座もとじ 和染、男のきもの、オンラインショップ
〈お問い合わせ〉
銀座もとじ和染 03-3538-7878
銀座もとじ男のきもの 03-5524-7472
(電話受付時間 11:00~19:00)

ぎゃらりートーク

日時:9月14日(土)10~11時【開催終了】
場所:銀座もとじ 和染  
定員:40名様(無料・要予約)

作品解説

日時:9月15日(日)14 ~14時半
場所:銀座もとじ 和染
定員:10名様(無料・要予約)

髙橋寛さんの詳細情報

寒色系の色使いと幾何学的な文様がもたらすモダンさの中に、生き生きとした躍動と、どこか柔らかさやぬくもりが感じられる高橋寛さんの作品。 生地の上に無数にあらわれた点描は、蒔糊(乾燥した糊を砕いて使用するもの)による防染ではなく、筒糊からひとつひとつ糊を置いていくという気の遠くなるような手法によるもの。 点の密度の微妙な変化によって模様の面に立体感や奥行きがもたらされ、糊の線描と点描と地染め(引き染)の関係のみで表現される豊かな意匠性。 自然界とは無縁の幾何学的な要素のみでつくられているかに思われますが、具象・抽象の概念を越えて、水の流れ、風に揺れる枝などの「動き」そのものを表現しているといいます。

銀座もとじ和染 2017年、2021年個展開催
2015年 35周年記念展出品
2020年 40周年記念展出品

略歴

1946年 東京都に生まれる
1965年 中村勝馬(重要無形文化財保持者・友禅)に師事、内弟子
1977年~89年 日本工芸会文化財保存事業、「白麻地風景模様茶屋染帷子」復原委員
1990年~95年 日本工芸会工芸技術保存事業、「茶屋染・白麻地春秋草花舞楽模様帷子」復原委員
2007年 「展開する友禅五人展」(和光ホール)
2008年 第55回日本伝統工芸展 奨励賞
2015年 第62回日本伝統工芸展 奨励賞
現在 公益社団法人日本工芸会 正会員、監事
   日本伝統工芸展、日本伝統工芸染織展、東日本伝統工芸展、鑑審査委員

髙橋寛さん詳細はこちら

もうすぐ髙橋寛 喜寿記念展《見どころをご紹介します》

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髙橋寛先生×松原伸生先生【特別対談】

喜寿記念展の御祝いの対談動画を撮影しました。長板中形の人間国宝・松原伸生先生は、高橋寛先生と共に日本工芸会を支えてこられ「飲み仲間」でもあるとのこと。ふだん聞けないようなお話をたくさん伺いました。(30分程度の動画です)

01:05 高橋先生と松原先生との出会い、仲が良い理由
02:59 日本工芸会における高橋寛先生の存在
06:52 髙橋寛先生の作品の特徴と魅力
09:00 高橋寛先生が作品で表現したいものとは
11:04 二人の師 人間国宝の中村勝馬氏と山田貢氏について
18:05 「筒糊」による作品制作、「蒔糊」との違いについて
21:30 「真糊」と「ゴム糊」、不自由さの中でこそ生まれる表現
28:35 喜寿記念展へ向けての思い

関東近郊の作家さんからの御祝いメッセージ

この度の「高橋寛 喜寿記念展」を祝して、高橋寛さんに縁が深い皆様よりお祝いのメッセージが届きました。
関東近郊の染織を共に盛り上げて来られた皆様からの温かい言葉を、ぜひご覧いただけましたら幸いです。

御祝いメッセージを読む

糊の点描と線描~高橋寬の友禅の粋~|和織物語(2017年公開)

『和織物語』を読む

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