「山岸幸一展 ~色の精は語らう~」はおかげ様で盛況のうちに終了いたしました。ご来店いただきました皆様、オンラインを通じ作品をご覧になられた皆様に心より御礼申し上げます。
(上)撮影:森山雅智 写真提供:『美しいキモノ』2019年春号 No.267
山岸幸一展 ~色の精は語らう~
会期:2021年2月11日(木・祝)~14日(日)
場所:銀座もとじ和織、男のきもの、オンラインショップ
一色に宿る春夏秋冬の生命の色。
真冬の極寒の中で鮮やかな色に染めた「紅花染め」の薄紅・鴇色・桃色・紅色。
藍草から「すくも」を作り染める『藍染め』の藍・浅黄色・縹色、刈安で染めた浅緑。
自然と対話し、自然の恵みに感謝し、真摯に向かい合い、心で染め織る。
それが山岸幸一氏のものづくり。
色の精たちは織り重ねられていく中でお互いに語り合い、自然界の色景色はやがて貴方を包む一反のきものとなります。
*紅花以外にも、藍、茜、桜、紫根、梅、杏、こぶなそう、刈安、ブナ、石榴、栗なども使用
《2/3、6、7》インスタグラム ライブ配信
配信日時:2月3日(水) 20:00~
店主泉二が山岸幸一氏の魅力を語ります。
配信日時:2月6日(土) 16:00~
山形県米沢市赤崩の工房より
「紅花餅から染料作り」を生中継いたします。
配信日時:2月7日(日) 早朝4:00~
「寒染」を生中継いたします。
《2/13》ぎゃらりートーク《インスタライブでも同時配信》
赤崩の工房と中継をつなぎ、店主泉二と二代目啓太がお話を伺います。
日 程 : 2月13日(土)
時 間 : 10:00~11:00
お問い合わせ:
03-3538-7878(銀座もとじ 和織)
03-5524-7472(銀座もとじ 男のきもの)
メールでのお問い合わせ:
info@motoji.co.jp
2019年の『和織物語』を公開中!
2019年の個展の際に工芸史家・外舘和子さんに執筆いただいた『和織物語』を公開しています。
店主・泉二が、作品のみならずその人生にも惚れ込む、山岸幸一さんの半生と信念のものづくりについて、外舘和子さんに取材・執筆いただきました。紬織や草木染との出会い、代名詞となる「寒染」へ至るまでの道のりを詳らかに伝えています。山岸幸一さんが手掛ける作品世界の理解の一助としてぜひご一読ください。
志を織る~山岸幸一の紬織~|和織物語
山岸幸一さんのご紹介
織屋の二代目の次男として生まれました。
自身の志が宿る織物を実現すべく、自然界の恵、『太陽、風、水』を求め最上川の源流「赤崩」に居を移し43年。
今では奥様、ご長男の大典様・奥様、長女の久子様と共に一家挙げてのものづくりをされています。
昭和、平成、令和と時代を走り続ける染め織り人です。
山岸幸一さんからのメッセージ
※銀座もとじ40周年企画「一本の糸から 40年の歩み」に寄せていただいたメッセージです。
【40年の歩み 今こそ、繋がり】
大変なご心配とお心の痛むステイホームの中、くれぐれもお気をつけてお過ごしいただけますようお祈り申し上げます。
この時こそ身体にやさしい、地球にやさしい、健康の美を求めて、紅花や藍染や紫染や100%植物染料の赤崩双紬織物を着装して頂いて、しばらくの間、気持ちを明るくお過ごしいただきたくお便りいたしました。
「温故知新」
平安万葉の縁から、江戸、明治維新と昭和、平成、令和と時は流れ、衣・食・住の衣装、日本のステータス、“きもの”も時代の流れと同じく変化し、その中でこの世に生を受け四代目の小生は、化学染料で作られる大量で無機質な織物に疑問を抱き、手仕事と天然染料にこそ生きて本当の色があることを知り、養蚕から織までの全工程を自身で手掛け、理想の風合いと軽く、時を経るごとに味が出る紬織を一作一点の手の痕跡が残るものづくりと念じ、染め織りに努めております。
皆様のお顔を思い浮かべながら日々自然と向き合い、親子共々精進いたします。
令和2年4月15日
草木染織家 山岸 幸一 拝
寒染~2020年1月の工房レポート
寒染~2012年冬の工房レポート
紅花餅作り~2018年夏の工房レポート
2014年、2011年の『和織物語』はこちら
草木染織作家 山岸幸一さん|泉二の一口対談
銀座もとじ公式インスタグラムはこちら
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インスタライブの視聴方法
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