後半は、現代における履物のお話。
三人は昭和の懐かしい景色が残る「尾道」へ。
『ELLE 』のウェブメディアで連載している、DJ/着物スタイリストとして活躍するマドモアゼル・ユリアさんの人気コラム「不易流行―ゆりあときもの」最新号(vol.13)は、前回に続き「履物のお話」の後編です。
前回、広島県の『松永履物資料館』で履物の歴史に触れた後、少し足を延ばして小津安二郎の映画の舞台としても知られる坂の町、尾道へ。「履物 関づか」の関塚真司さんと二代目 泉二啓太も同行させていただきました。
マドモアゼル・ユリアさんについて
MADEMOISELLE YULIA
マドモアゼル・ユリア
DJ / KIMONO STYLIST
10代からDJ兼シンガーとして活動を始め、現在の活動の幅は着物のスタイリング、モデル、コラム執筆やアワードの審査員等多岐に渡る。
拠点は東京に置いているものの、活動範囲は全世界に及び、パリを始めとする世界でのファッションウィークや数多くのファッションイベントでDJとして活躍中。また、アイコンとして「シャネル」や「ステラマッカートニー」、「グッチ」、「H&M」のグローバルキャンペーンにも起用された。
2020年には京都造形大学を卒業。大学や着付師である母親や祖母から学んだ知識、これまでファッションや音楽の世界で培ってきた経験や感覚を元に着物のスタイリングを開始。イギリスのヴィクトリア・アルバート博物館で開催中の着物の展覧会"Kimono Kyoto to Catwalk"のキャンペーンヴィジュアルのスタイリングを担当した。
また、現在BSジャパンで放送中のファッション通信ではアンバサダーを務める他、ANA機内誌『翼の王国』、『日経LUXE』のウェブサイト等、数々のメディアで連載を手掛ける。
「履物 関づか」の関塚真司さんについて
1982年新潟県出身。フランスの革靴メーカーにて勤務の後、京都・祇園町の誂え草履の老舗で履物製作に従事し十数年の修行を重ね独立。2020年、京都・岩倉に履物を専門に取り扱う「履物 関づか」とギャラリー「岩倉AA」をオープン。分業の世界であった履物を、自身の目で見て素材から吟味。お客様の好みを受けて、草履の色や大きさ、組み合わせを提案し、ひとりひとりの足を計測してオーダーメイドで制作します。
「履物 関づか」さんの商品は、以下のページやオンラインショップでもご紹介しています。