型絵染作家・澤田麻衣子さんの最新作品
2017年6月、ぎゃらりー泉の幕開けで、初個展催事を飾られた型絵染作家・澤田麻衣子さんの最新作が染め上がりました。 作品名:春の風 モチーフ:西洋木蔦(セイヨウキヅタ/学名:ヘデラアイビ-)
澤田麻衣子さんからのメッセージ 身近な観葉植物のヘデラ ですが、 地植えにより成木となると葉型を一変させ、実をつけます。 ためらいのない葉の決断と、生命力溢れる実は、自然の摂理を受け入れ、 鳥のついばみを待っているかの様にも見え、その潔い姿に心を打たれました。 春の空、水の輝きを蔦葉に思いをこめて染め上げました。
染織作家・須賀恭子さんの最新作品
初個展催事を2018年4月に飾られた、ぎゃらりー泉にて2人目のデビューとなる染織作家・須賀恭子さんの最新作が染めあがりました。 作品名:薄暮 草木染料:ログウッド、コチニール、ヤシャブシ
須賀恭子さんからのメッセージ 日暮れ時のおぼろな夕空をイメージいたしました。 一刻一刻、暮れていく夕空はログウッドにコチニールを掛け合わせたピンクがかる紫色の色糸で、僅かに色を変化させながら織りあげています。 誰もがいつか何処かで見た景色、心の記憶に残る夕空、そこには光があります。 その光を綿の経糸の一部をほぼ無撚糸の絹の練り糸を引き込むことで艶を出し、表現しております。 綿の爽やかな色味と絹の艶やかさや柔らかい感じが出るようにし、太めの経糸で素朴さも出るよう絹糸も慎重に選びました。 「出会えた方に幾年月もご愛用いただける帯になりますように」と願いを込めて。