一枚の着物が作られるまでの、糸からはじまる手仕事の物語。明日25日(土)の発売を前に、コレクションのものづくりの背景を動画でお伝えします。
「蝉の翅(はね)」に例えられる夏着物
肌をさらりと滑るシャリ感が心地よい明石縮(あかしちぢみ)は、ほどよい透け感が目に涼やかで、着物だけでなく薄羽織としても人気です。その特徴的な風合いや絣の美しさの理由を探って、新潟県十日町市にある工房を見学してまいりました。ぜひ動画をご覧ください。
明石縮とは・・・絹糸に強い撚りをかけて織り上げることで生まれる独特のしぼが特長。「十日町明石ちぢみ」は経済産業省指定伝統工芸品に指定されている(1976年~)。
明石縮ができるまで
動画時間:5分21秒
1.手延べ
この巨大な装置は必要な糸の長さと本数を整える道具。10数メートルの糸を一本一本捻じれないよう揃える手つきはさすがの職人技です。
2.絣くくり、摺込み
絣糸を作る工程を順を追ってご紹介。明石縮らしい美しい絣模様は、このような緻密な作業から生まれています。
3.筬通し
「筬(おさ)」という、機織りの経糸を通しておく部品に糸を通す作業。なかなか目にする機会のない工程ですので必見です!
4.織り
超高速織り機の動きを超スローモーションで再生!織機が手織りの動きを忠実に再現しながら高速で織っていることがわかります。
4月25日(土)の発売へ向けて、新作やものづくりの裏側をYouTube動画でご紹介予定です。随時HPで情報を更新いたしますので、この機会をお見逃しなく!
※動画配信は、インスタグラムライブ配信ではなくYouTubeでの配信に変更となりました。
銀座もとじ 男のきものオリジナルコレクション 2020春夏―東京五彩―
明石縮のコーディネート例 ルックブックより
着物 明石縮 198,000円 / 角帯 紙布 138,000円