NHK Eテレの趣味講座番組『趣味どきっ!』の6月から7月にかけてのテーマは草木染。「染めものがたり」と題して全8回にわたり放送中です。 7月19日(水)は山崎和樹さんと広樹さんが講師となり、草木染の素晴らしさや、庭で育てた日本茜を染める様子をご紹介します。テキストと共にぜひ放送をご覧ください。
染めものがたり #7
日本茜 親子4代で受け継ぐ心
山崎和樹・山崎広樹
初回放送: 7月19日(水)21時30分~21時55分(NHK Eテレ)
再放送: 7月27日(木)午前2時20分~2時44分(NHK Eテレ)
※「NHK+(プラス)」へご登録の方は「見逃し・同時配信」でご視聴いただけます。
番組ホームページはこちら
※外部サイトへ移動します。
テキストは82~93ページ
撮影・宮濱祐美子
【以下ホームページより引用】
7.山崎和樹・山崎広樹「日本茜 親子4代で受け継ぐ心」
初代は「草木染め」の名前の生みの親、2代目は日本画家として活躍しながら、草木染めを広めた山崎家。植物を工房の庭で育てて染料にし、その手法を広く教えている。庭で育てた日本茜で染める様子や、代々の作品を紹介する。
山崎和樹・山崎広樹 講師
染色家。和樹氏は草木染研究家、学術博士。1957年群馬県高崎市生まれ。父・青樹氏のもとで草木染の研究を始め、1985年に川崎市麻生区の草木工房を開設。作品制作をしながら、講習を通して草木染普及のために尽力。著書も多数。広樹氏は草木染作家、草木染研究家。1988年神奈川県生まれ。2013年から草木染の研究を始め、教鞭をとるかたわら型染帯を中心に多数の展示会に出品し、好評を得ている。
自然と向き合い、美しい色を生み出す草木染めを、
生活にさりげなく取り入れて。
環境への関心が高まる中、四季の移ろいに寄り添い、植物の持つ色や力強さを染める「草木染め」。ジャパンブルーと呼ばれ世界的に人気のある藍や、夕暮れの色に例えられる茜など、その美しい色は古来より愛好されてきました。本誌では、従来の渋いイメージを一新するような、モダンな染め作品をつくる染色家を訪ねます。同じ植物でも年や季節によって色のゆらぎがあることや、経年変化があることもいとおしみながら作品づくりをする様子、染めた作品を生活の中にさりげなく生かす方法などを紹介。また、自宅のキッチンでできる、身近な材料で染める手法や、端切れを生かした小さな作品づくりも学びます。
山崎広樹さんには今年も
「銀座の柳染 課外授業」の
「染めの先生」を務めていただきました
今年で26年目を迎えた泰明小学校での「銀座の柳染 課外授業」で、全3回に渡る授業の最終回「染めの授業」の先生を務めていただきました。この活動は、銀座で成長していく子供たちに、自然の命をいただき美しい色を身にまとう文化と「ものづくり」の楽しさをお伝えし、街を慈しむ心を育てていただきたいという思いから、銀座もとじが続けている大切な取り組みの一つです。
山崎広樹さんの作品を
オンラインショップでご紹介しています
「草木染 山崎広樹」×「採石場 大蔵山スタジオ」
自然の草木根皮から色を抽出して糸や布を染める「草木染」。 20世紀初頭、草木染ということばを世に出した曽祖父の山崎斌(あきら)氏から代々、手仕事と自然を調和させる生活文化創造の精神を受け継いだ、染色家・草木染作家の山崎広樹氏は、伊達冠石の採石場である豊かな自然に恵まれた大蔵山で、自ら採取した大蔵寂土(おおくらさびつち)と草木から色を抽出し、その生命の光を糸や布へとうつしました。 春夏秋冬、大蔵山の自然と対話をしてきた山崎氏の意欲作をぜひご覧ください。
紬着尺「寂土縞」
九寸名古屋帯「岩赤松」
九寸名古屋帯「花」
九寸名古屋帯「生命」
九寸名古屋帯「海賦文」
九寸名古屋帯「かけら」