フォーマルこそ貴方らしく
~黒留袖、色留袖、礼装用の帯をお洒落に装う~
かつて、女性が結婚した時などに、それまで着ていた振袖の長い袖を短く仕立て直して縫い留めたことから、その名がついたと言われる「留袖」。
現代では、黒留袖は祝儀の際の既婚女性の第一礼装。色留袖は紋の数によって第一礼装から準礼装まで格が変化し、既婚未婚問わず幅広いシーンでお召しいただけます。
「二大巨匠展」では、森口邦彦作の希少な留袖や、北村武資作の礼装用の帯もご紹介中。和洋のフォーマルシーンでシックに映える、モダンでありながら日本の和様美を伝える黒留袖・色留袖は必見です。
大切な方が集まる礼装の場こそ、貴方らしい気品を纏い、特別なお洒落を楽しみませんか。
お気軽にご相談ください
フォーマルの装いは、個々のライフプランに適した選択をしたいもの。家族構成や立場などを考慮した着物・帯選びのお手伝いをさせていただきます。(銀座もとじ女性のきもの 03-3538-7878)
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黒留袖や五つ紋の色留袖は第一礼装。洋装ではイブニングドレスに匹敵。
【黒留袖】は既婚女性の第一礼装
森口邦彦作 黒留袖「松毬文(しょうきゅうもん)」
吉祥の願いをグラフィカルに。洋装の多いシーンでもシックに際立つ。
◆黒留袖とは
既婚女性の第一礼装。黒地の着物の背中心、両胸、両外袖の5か所に日向紋を染め抜き、縫い目で模様が途切れない絵羽模様を裾のみに描いた着物。通常は白い比翼をつけて仕立てます。洋装の場合の第一礼装は日中はアフタヌーンドレス、夜はイブニングドレスですが、和装では黒留袖または五つ紋の色留袖となります。
◆黒留袖の着用シーン
結婚式や披露宴に出席する新郎新婦のお母様、仲人、親族の既婚女性が着用します。
◆黒留袖に合わせる帯、コーディネート
金地、銀地、白地の錦織や唐織の袋帯で、文様は黒留袖との調和を考えて選びます。帯揚げや帯締めの色は白または白金銀の色で統一し、足袋と半衿は白を用います。
【色留袖】は既婚未婚を問わない女性の礼装
森口邦彦作 色留袖「えにし」
「結び」をモチーフにした裾模様が立体的に身を包む。
◆色留袖とは
既婚未婚を問わない女性の礼装で、縫い目で模様が途切れない絵羽模様を裾のみに描いた着物です。五つ紋を染め抜けば第一礼装、三つ紋や一つ紋付きにすれば準礼装となります。五つ紋の場合は白い比翼をつけて仕立てます。
◆色留袖の着用シーン
結婚式や披露宴では、慣例的に新郎新婦の母親や仲人夫人は黒留袖を着ますが、親族の女性は明るい色留袖も好まれます。宮中行事では、戦前の黒を避ける規定はなくなったものの、黒ではなく色留袖を着る方が多いといわれています。色留袖は着用範囲が広いものですが、色留袖を着る場のうちで、自分がもっとも着る機会の多い場所を想定して紋の数を決めましょう。
・新郎新婦の姉妹の方
・新郎新婦の祖母や叔母にあたる方
・結婚式や披露宴に主賓や来賓として招かれた女性
・格式ある茶会やパーティー
・園遊会
・叙勲式
◆色留袖に合わせる帯、コーディネート
五つ紋であれば黒留袖と同様に、金地、銀地、白地の錦織や唐織の袋帯で、文様は色留袖との調和を考えて選びます。帯揚げや帯締めの色は白または白金銀の色で統一し、足袋と半衿は白を用います。三つ紋や一つ紋なら、淡く品良い色味を用いたコーディネートも。
人間国宝・北村武資のフォーマル用袋帯
「一生もののフォーマル用の帯」をお探しの方に是非おすすめしたいのが、北村武資氏の袋帯です。格調高く洗練された意匠は、若い年代の方にもモダンに着こなしていただけ、年を重ねても飽きがこず、長きに渡り人生の節目の祝い事に寄り添う一本となります。(北村武資 女性帯638,000円~)
北村武資作の煌彩錦の袋帯を訪問着に合わせて
子供の七五三から結婚式まで、本当に重宝しています。
北村先生の帯は、憧れており、いつかは!と思っていました。家族の祝い事の席に本当に出番の多い帯となっています。格調高さは言うまでもないですが、何よりモダンでお洒落。金銀の煌めきが品良く、軽めの付下げから、しっかりとした訪問着まで合わせて締めています。将来は黒留袖にも合わせたいと思っています。
(女性のきもの店長・野田/上の着姿写真)
◆金銀の袋帯で格式高く-黒留袖・色留袖から訪問着・付下げまで
袋帯「本金 組井筒」
袋帯「煌彩錦 観世水」
袋帯「織繧繝 魚々子縞」
袋帯「煌彩錦 入子菱」
袋帯「煌彩錦 双稜文」
袋帯「煌彩錦 流雲文」
袋帯「煌彩錦 華菱七宝」
◆淡い色の袋帯で品よく華やかに-色留袖から訪問着・付下げまで
袋帯「煌彩錦 松葉亀甲」
袋帯「煌彩錦 笹七宝」
ご来店予約受付中
~心ゆくまで二大巨匠の作品を~
この機会に、二大巨匠の多様な作品を心ゆくまでご覧になりませんか?ご希望の方はご来店日時をお知らせください。
送料無料でお手元確認を承ります
二大巨匠展 競演する織と染
―北村武資と森口邦彦
20世紀が生んだ日本染織界における二大巨匠 北村武資氏と森口邦彦氏による初の二人展を開催いたします。北村氏作品100点、森口氏作品10点の新作はじめ、人間国宝同士よる世紀の合作「雪景」を展示いたします。
北村氏による着物、袋帯、八寸帯、角帯、
森口氏による訪問着、黒留袖、色留袖、帯が一堂に集まる圧巻の作品群、どうぞこの機会をお見逃しなく。
催事概要
【二大巨匠展 競演する織と染―北村武資と森口邦彦】
会期:2022年2月19日(土)~27日(日)
会場:銀座もとじ和織・和染
〈お問い合わせ〉
銀座もとじ女性のきもの 03-3538-7878
銀座もとじ男のきもの 03-5524-7472
特別イベントのご案内《インスタライブで同時配信》
【ぎゃらりートーク】
2022年2月19日(土)10時~11時
「日本工芸会の染織作家が語る二大巨匠の真の姿」
髙橋寛氏、松原伸生氏、大髙美由紀氏をお迎えし、店主・泉二を交え、北村氏、森口氏の魅力をお伺いします。
場所:銀座もとじ和織・和染
定員:20名様(会費無料・要予約)【満席御礼】
※ぎゃらりートークの様子をインスタグラムでライブ配信。また終了後アーカイブ動画をインスタグラムとYouTubeで公開予定です。