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「啓(ひらき)のもと」~次世代にむけた、伝統文化を繋ぐ参加型プログラム

“ワクワクしながら、伝統を共に考え繋ぐ場所”

「伝統工芸をもっと盛り上げていきたい。これからの人達にいかに着物を知ってもらうか。日本文化に興味をもってもらうか。」

その思いにいたる背景には、今、着物業界が抱える後継者不足があります。
「着物業界の仕事が憧れの職業の一つに」そんな願いと使命感から立ち上げました。

“出逢いと創造の場”

啓(ひらき)とは・・・“未知のものを明らかにする” “教えみちびくこと”
もと(泉)とは・・・“湧き出る泉のごとく”

銀座もとじ二代目 泉二啓太が案内人となり、これからを担う世代にむけて、伝統文化にめぐり逢う機会を提供していきます。作り手・アーティストと交流し、伝統文化の歴史や技術、取り組みに触れていただきながら、新たな発見を導く未来創造型プロジェクトです。

※小さな勉強会としてスタートした企画ですが、貴重な学びをより多くの皆さんと共有するために、記録用の動画を公開しています。聞き取りにくい箇所もございますがご容赦くださいませ。

第1回 長板中形~ゆかたの歴史と型紙

ゲスト講師に、2018年千葉県指定無形文化財「長板中形」保持者の松原伸生さんをお迎えし、ゆかたの歴史と「長板中形」、その染の工程に使用する「伊勢型紙」について学びました。数々の作品展での受賞歴を持つ、人気の松原伸生さん。その確かな手技と親しみやすい人柄に触れながら、ゆかたへの理解を深めます。

※長板中形(ながいたちゅうがた)とは、浴衣染めの古称。

0:00~ はじめに
8:20~ ゆかたの歴史について
13:10~ 長板中形について
17:25~ 松原さんご紹介
18:53~ 松原さんご登場
22:00~ 人間国宝について
25:40~ 松原さんの幼少期について
27:08~ 君津の工房について
33:46~ 製作工程動画
44:38~ 糊について
48:49~ 型紙について
50:00~ 道具について
54:09~ 型紙について
1:02:59~ 糊置きについて
1:08:40~ 伊勢型紙について
1:15:20~ 今後について

【松原伸生(まつばらのぶお)さんプロフィール】

1965年東京都江戸川区に生まれ。都立工芸高等学校デザイン科卒業後、父、松原利男に長板中形・藍形染めを師事
1987年日本伝統工芸展、伝統工芸新作展に初入選
1988年日本伝統工芸染織展に初入選
1991年日本工芸会正会員に認定
1993年~96年千葉県立上総博物館にて形染講習会講師を従事
2009年SAN FRANCISCO ARTS OF PACIFIC ASIA SHOW出展
2012年東日本伝統工芸展鑑査委員(14,15,17年)を務める
2017年千葉県指定無形文化財「長板中形」保持者に認定
2018年第38回伝統文化ポーラ賞優秀賞受賞

松原伸生さんの紹介ページはこちら


第2回 結城紬 ~世界最古の絹織物「本場結城紬」の未来

“軽くて暖かい。着れば着るほどに良くなる着物”として「経年進化」を楽しむことのできる魅力的な絹織物『本場結城紬』。国の重要無形文化財指定、ユネスコ世界遺産に登録されている世界最古とも言われる織物です。
第2回目ではこの本場結城紬の未来を担う若き後継者、奥順株式会社(創業112年)の専務取締役『奥澤順之(おくざわよりゆき)』さんをゲストにお迎えし、二千年の悠久の時を経て継承され続けている手仕事、奥澤氏が思い描く今後の結城紬の未来についてお話しいただきました。

0:00~ はじめに
8:50~ 重要無形文化財について
12:12~ 紬糸について
14:55~ 奥澤専務登場
16:16~ 結城紬について
21:54~ 真綿について
25:20~ 糸つむぎについて
32:40~ 製作工程動画
41:50~ 地機と高織のちがい
43:15~ 絣くくりについて
46:55~ 結城紬の歴史について
53:45~ 結城縮について
58:10~ 戦後、結城の方の熱い思い
1:06:20~ 亀甲柄について
1:20:20~ 作り手の現状
1:11:55~ 門外不出・幻の250亀甲
1:15:40~ 現代の結城紬
1:23:58~ 今後について
1:29:58~ 質疑応答

奥順株式会社について】

明治40年初代奥澤淳七が奥澤商店より分家独立、粟野屋奥順商店を創業
昭和21年10月2代目奥澤順一社長就任し、奥順株式会社へ組織変更
昭和52年5月日本博物館協会会員本場結城紬染織資料館
「手緒里」設立開館
平成16年10月介護事業松下電工エイジフリー
介護チェーン結開業ギャラリー&カフェ「壱の蔵」開店
平成18年4月3代目奥澤順社長の手により創業100周年記念事業結城紬のミュージアム「つむぎの館」開館

結城紬の紹介ページはこちら


第3回 大島紬~本場奄美大島紬の歴史と泥染めについて

ゲスト講師に、現在、国内外でご活躍中の本場奄美大島紬の染色家(有)金井工芸 2 代目金井志人さんをお迎えし、奄美の地で約1300 年ほど前から受け継がれる本場奄美大島紬の歴史とその伝統技法である「泥染め」について、そして大島紬のこれからをお話しいただきました。

0:00~ はじめに
11:40~ 奄美大島の歴史について
27:15~ 金井さんご登場
28:10~ 奄美の風土や文化について
34:20~ 柄について(龍郷柄、秋名バラ)
37:23~ 制作工程について
48:02~ 泥染めについて
52:45~ 泥染め動画
1:06:05~ 金井さんについて
1:12:05~ 金井さんのものづくりについて
1:23:30~ 今後の大島紬の可能性について

【金井志人(かない ゆきひと)さんプロフィール】

染色家。1979年 奄美大島生まれ。
本場奄美大島紬の泥染めを担う金井工芸の2代目 。泥染めをはじめとする天然染色に携わりながらも新しいジャンルへの取り組み を 行っている。伝統的な技法を新しい目線で取り入れる姿勢が多くのアーティストからも支持されている。
◎金井工芸さんホームページ
金井志人さんインスタグラム

大島紬の紹介ページはこちら

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