男女コーディネートのご紹介
宮古上布、越後上布、重文の小千谷縮など
6月19日(日)まで開催の「日本の夏 極上の上布を極める」展にちなみ、北から南まで日本の風土から生まれた上布の逸品を用いた装いをご紹介します。燦燦と降り注ぐ日差しのもと、上質な大人のお洒落を楽しみませんか。
女性コーディネート
重文の小千谷縮×越後上布紅型
希少性極まりない組み合わせ
重要無形文化財の小千谷縮。黒地にやぶれ格子柄は、無地に近いようで、無地とは違う味わいがありさりげなくお洒落に着こなせます。
越後上布に染め上げた紅型八寸は、麻地に紅型なので、色が少し落ち着き、麻着物との馴染みがよりよくなります。麻地の八寸帯は中に帯芯が入らず、夏帯の中でも、涼やかさは格別。
帯を引き立てるため、小物は色を抑えてシンプルに。 帯が華やかで存在感のある組みあわせは、カジュアルでも特別な夏のおでかけに。
越後上布×宮古上布
着物仲間とのランチ会へ
重要無形文化財の越後上布。緑色は大変珍しく、大小に織り込まれた絣にとても表情があります。
宮古上布作家・新里玲子さんの帯の緑と引き合わせて、色数を抑えて涼しげに。 ランチやお友達とのお出かけに。
宮古上布×芭蕉布
骨董巡りへ
宮古上布作家・新里玲子さんの「星の川」と題された、まさに星が瞬くような美しさの藍染の着物に、珍しい表情の浮織入りの芭蕉布の帯を合わせて。
味わいのあるコーディネートで民芸や工芸を楽しむお出かけに。
宮古上布×朝顔帯
銀座のお出かけに
宮古上布独特の光沢のある着物には、季節を感じる朝顔の帯、帯留を合わせて少しよそ行き風に。ご家族やご友人との銀座のお出かけに。
男性コーディネート
宮古上布×芭蕉布
避暑地での夏休みに
リラックスした雰囲気の小格子の宮古上布に、野趣あふれる芭蕉布の角帯を。
むら暈しがエレガントな森康次作の羽衣羽織を用意しておけば、涼しさはそのままにスマートカジュアルの装いで会食やパーティーにもお出かけできます。
越後上布×芭蕉布
究極の着流し
男性好みの素材感豊かな無地の越後上布を、素朴に見えて多彩な配色がおしゃれな芭蕉布角帯で着流しスタイルを楽しむ。
その着心地や喜びは着ている人にしか分からない究極の自己満足ともいえる、重要無形文化財同士のコーディネート。
高級旅館での夕涼み会など、カジュアルでも特別な夏の日に。