久保原由佳理 作
プラチナボーイ 九寸名古屋帯
「綾織市松」
久保原由佳理さんのご紹介
光をおびる、草木染めのあたたかな色。
ふっくらとした風合いは、丁寧な手仕事の証。
長野県松本市に工房を構える染織作家・久保原由佳理さんは、ご主人の染織作家の大月俊幸さんと共に、ご夫婦それぞれで作家活動をされています。 幼少の頃、ご実家の隣が染織作家・本郷孝文さんの工房だったことから、染織の仕事が身近な存在だったといいます。大学を卒業後、東京の染織作家・柳悦博さん、崇さん父子に師事し、その後松本市へ戻り本郷孝文さんの元で修業。師から受け継いだ理念のもと、糸選び、精練、糸染め、織り、全てを自ら手がけられます。 「紬は“着ていくたびにやわらかになる”というものも多いけれど、私は“初めて着た時もやわらかい紬” がいいなと思って」と、糸撚りの回数を少し少なくしながらしっかり打ち込み、やわらかい着心地をかなえています。 ふっくらとした糸の風合い、草木染の澄んだ彩り。作品には、久保原由佳理さんならではの優しいまなざしやお人柄が満ち溢れています。
左から会長・泉二と久保原由佳理さん
銀座もとじ和織 2013年、2017年個展開催(全作品プラチナボーイ)
2015年35周年記念展出品
久保原由佳理さんについての
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久保原由佳理さんの工房を訪問しものづくりについてお話をお伺いしました。
【お問い合わせ】
銀座もとじ女性のきもの 03-3538-7878
銀座もとじ男のきもの 03-5524-7472