松原伸生 作
藍染め 麻 着尺
「茉莉花文」
松原伸生 作
藍染め 綿絽 着尺
「鉄仙花文」
松原伸生 作
藍染め 綿絽 着尺
「小菊文」
松原伸生さんのご紹介
藍と白の対比の美しさ。
粋を極めた現代の長板中形。
1965年、東京都江戸川区生まれ。祖父は、長板中形の人間国宝、松原定吉さん。そのご子息は「松原四兄弟」と呼ばれて活躍され、その四兄弟のひとり、松原利男さんのご子息が伸生さんです。高校卒業後より父・利男さんに師事し、松原伸生さんもまた日本工芸会正会員に認定され、数々の染織展で受賞を重ねられています。現在の工房は19歳の時に移り住んだ千葉県君津市にあり、陽光降り注ぐ自然豊かな場所でものづくりをされています。 「長板中形」とは、型染技法のひとつ。約6.5メートルの長いモミの一枚板の上に生地を張り付けて、渋紙の型紙を置いて防染糊を“両面”に引いていきます。 松原伸生さんならではの藍の色加減や型選び、現代の粋を極めた感性光る作品は国内国外問わず人気を集めています。
2019年トーク会にて、左から会長・泉二弘明、松原伸生さん、店主・泉二啓太。
2014年 第61回日本伝統工芸展 高松宮記念賞(最高賞)
2015年 第49回日本伝統工芸染織展 日本経済新聞社賞
2016年 君津市長賞表彰
2017年 千葉県指定無形文化財「長板中形」保持者認定
2018年 第38回伝統文化ポーラ賞 優秀賞
2020年 第67回日本伝統工芸展 日本工芸会保持者賞
2020年 公益社団法人日本工芸会 理事就任
2021年 紫綬褒章 受章
銀座もとじ和染 2009年、2011年、2013年、2015年、2017年、2019年個展開催
松原伸生さんについての
おすすめの読み物
2022年4月の個展に際し、工芸ライターの田中敦子さんに取材執筆いただいた和織物語「松原伸生の長板中形-藍冴える型模様の天晴れな美」を公開しています。
長板中形・松原伸生さんの制作工程を動画と写真でご紹介しています。
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銀座もとじ女性のきもの 03-3538-7878
銀座もとじ男のきもの 03-5524-7472