松枝崇弘 作
久留米絣 着尺
「光響」
松枝崇弘さんからの御祝いメッセージ
この度は、『銀座もとじ』泉二弘明様の会長ご就任と共に、
ご子息の啓太様の社長ご就任の由、重ねてのお慶びに謹んでお祝い申し上げます。
「銀座もとじ」様、ご家族様、社員の皆様の篤い信頼のもとに培われた社風に加えて、工芸美術評論家の先生方、人間国宝の先生、作家の皆様、これまでお支えくださいました
お客様との出会いが生まれる店舗はいつも温かい和の交流と集いの場となっています。
作り手の私どもは、出会えた皆様の期待にお応えできる作品つくりにも励まされるものであります。工藝の素晴らしさは人と人の繋がりにあると強く感じます。
そして、意欲的に、志高い自己表現に、励んでまいりたいと願い、制作に向き合う時を
戴いたことに心より感謝申し上げます。
「銀座もとじ」の歴史に新たな一歩を踏み出されます啓太様は、優れた人格と才能をお持ちで、明るくご熱心なご気質は、お客様への細やかなお気配りと行き届いた対応の社員の
皆様とのチームワークの信頼の中で、一層のご才腕を発揮されますことと存じます。
ご繁栄とご多幸、ご躍進のほどを心より念じ申し上げます。
ご昇進の喜びを皆様と共に分かち合い、心よりお祝いを申し上げます。
松枝小夜子、松枝崇弘
松枝崇弘さんのご紹介
1995年、福岡県久留米市生まれ。7歳でお父様から藍染めを、10歳でお母様から機織りを学び、幼い頃から染織に親しんで育つも、大学卒業後は一般企業に就職。お父様・哲哉さんがご病気になられたのをきかっけに本格的に家業へ入り、父から子への松枝家の技術伝承は動画等を駆使して病床からも行われ、濃密な修行期間を過ごされます。お父様のご逝去後、2021年に日本伝統工芸展へ初出品・初入選、「日本工芸会奨励賞」受賞。幼少期より短歌を嗜み、小学3年生で詠んだ歌『クワふれば ミミズはじける土のうね ひとさし指で 藍のたねまく』が国民文化祭で選抜されるなど入選多数。
写真中央左が松枝崇弘さん、中央右がお母様の松枝小夜子さん。
松枝崇弘さんについての
おすすめの読み物
2016年の個展に際し、多摩美術大学教授・外舘和子さんに取材執筆いただいた和織物語「松枝家の久留米絣 - 継承と展開」を公開しています。
2022年3月に開催の「松枝家の久留米絣 ~伝統と伝承の道~」展に向けて、松枝崇弘さんが思いを届けてくださいました。(写真:師と仰ぐ森口邦彦先生と一緒に)
2022年3月に開催した「松枝家の久留米絣 ~伝統と伝承の道~」展でのぎゃらりートーク全編を公開しています。
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