松浦弘美 作
紫根染 ほら絽織菱絽
生絹着物「月涼し」
作品コメント紫草の花は、白く小さく可憐です。
そしてその根は、ごく小さな時から赤紫色をしています。
古の人々は身を守る薬草としても、紫根を大切に守り続けてきました。
「月涼し」は、紫根で染めた緯糸を交えて 夏の月夜を表現しました。
身に纏って下さる方を御守りし、涼やかに揺れる着物になる事を願っています。
【令和4年 第65回日本伝統工芸中国展 島根県知事賞 受賞作品】
>>日本工芸会ホームページでも入選作品として掲載されています(外部リンク)
※ほら絽織りとは
隣り合った2本の縦糸を、絡めて捩ってから横糸を一段織り込んでいく織り方。 縦糸の絡みによって、一段の横糸の上下に小さな隙間が生まれる。 ほら絽織菱絽とは、この隙間の連続模様を菱形にして、着物全体に菱形が浮かぶように織り込んだもの。
松浦弘美さんからの御祝いメッセージ
この度の社長ご就任、誠におめでとうございます。
心より御祝い申し上げます。
これからも「銀座もとじ」様の美しい光が銀座の街に灯り続けますように。
そして皆様の希望となり続けますように。
啓太様の益々のご健勝とご活躍を心よりお祈り申し上げます。
松浦弘美
松浦弘美 さんのご紹介
島根県在住の染織作家。25歳から吉田富太郎先生に365日、休みなく教えをいただき、内田カメ先生に織を学ばれ、吉田紘三先生に組織を学ばれました。
「絶対に初心を忘れてはならない、自然をよく見なさい
「糸ほどまっすぐな怖いものはない」
基本に忠実に、自分に素直に、織り成された菱絽の布はかろやかでどこまでも澄み渡っています。
【お問い合わせ】
銀座もとじ女性のきもの 03-3538-7878
銀座もとじ男のきもの 03-5524-7472