小倉淳史 作
辻が花 訪問着 プラチナボーイ
「This way 光さす」
作品コメント
雲間からさす陽の光が美しく作品にしました。
真に神仏が御座(おわ)しますかのような印象を受けました。
今回のテーマ「のぞみ」に相応しい作品になりました。
辻が花は輪出し絞りを中心に、縫い絞め、小帽子、線は建亮絞りで
小倉淳史でなければの染めです。
小倉淳史 作
辻が花 九寸名古屋帯 プラチナボーイ
「光さす 線に桜・楓辻が花」
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作品コメント
訪問着と同じモチーフから制作しました。
特にプラチナボーイの帯生地は輪出し絞りを繰り返す本作にとってとても、作業の難しい生地です。
図柄は急角度の線(建亮絞り)により、上下に広く染め上げたっぷりと図を拡げています。
小倉淳史 作
辻が花 九寸名古屋帯 プラチナボーイ
「葵辻が花」
作品コメント
本作の葵は我が家の小さな庭に植えた「二葉葵」を見て制作しました。
「葵」は葵祭で有名な京都の上賀茂神社の紋として使われています。
上賀茂神社は賀茂別雷神社(かもわけいかづちじんじゃ)が正しい名称です。
賀茂別雷大神を御祭神として京都市民のみならず滋賀県の人からも敬われています。
小倉淳史さんからの御祝いメッセージ
泉二弘明社長、長期間 御苦労様でございました。
私は個展開催を含め、たいそうお世話になり感謝申し上げます。
啓太新社長 御就任の事を耳にした時の驚きは隠せませんが、大英断でございます。
啓太社長には弘明社長の築かれた美しい和服世界に加え、 新社長の想いによる美しい和服、楽しい和服の新世界を展開して頂ける事への期待でいっぱいでございます。
私も啓太社長の想いに添える作品を制作できるよう全力を揚げて参ります。
健康に御留意の上、社員の皆様と共にお客様と作品の繋がりをいっそう拡げて頂きますよう念じております。
令和4年8月18日
日本工芸会 正会員
京都府指定 無形文化財「絞り染」保持者
小倉淳史
小倉淳史さんのご紹介
お召しになる方の着姿を思い、
絞り染めで絵がく平成の辻が花。
安土桃山時代に花開き江戸時代に忽然と途絶えた幻の染め「辻が花」を甦らせた小倉家。 父・建亮氏の志を継ぎ、現代に生きる「辻が花」として新たな世界を作りだされています。 第54回日本伝統工芸染織展にて、絞り染訪問着「The junction」が文部科学大臣賞を受賞されました。
2017年3月のぎゃらりートークにて。写真左から会長・泉二、小倉淳史さん。
2008年 重要文化財指定品「徳川家康小袖」を復元制作
2020年 第54回日本伝統工芸染織展 文部科学大臣賞
現在 日本工芸会正会員、日本工芸会染織部会幹事
銀座もとじ和染 2012年、2015年、2017年、2020年個展開催
2015年 35周年記念展出品
2020年 40周年記念展出品
小倉淳史さんについての
おすすめの読み物
2015年の個展に際し多摩美術大学教授・外舘和子さんに取材執筆いただいた和織物語「絞り染の可能性を求めて - 小倉淳史の世界」を公開しています。
2020年の個展に際し小倉淳史さんの工房を訪ね、辻が花の染色技法がなぜ途絶えたのか、また継承させるために大切にされる思いなどを伺いました
【お問い合わせ】
銀座もとじ女性のきもの 03-3538-7878
銀座もとじ男のきもの 03-5524-7472