澤田麻衣子 記念作品と御祝いメッセージ

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澤田麻衣子　記念作品と御祝いメッセージ

澤田麻衣子作
プラチナボーイ九寸名古屋帯
型絵染「郷愁」

作品コメント
四季折々の里山の景色を求め、京都・大原へ。
昼夜の寒暖差が大きく、植物たちは自らの中にエネルギーを蓄えます。
厳しい環境でも自分らしく咲くこと。
大原の風や水から、その力を授けられた草花が凛とした姿で迎えてくれました。
草生川のほとり、野辺に咲く花々がモチーフです。

生地の白さが　殊に美しいプラチナボーイ。
お客様の夢や喜びを染めることを仕事とする私にとってはどのような配色も光沢の中に取り込み、
さらに輝いているような思いがいたします。

澤田麻衣子さんからの御祝いメッセージ

平素は格別のお引き立てを承り厚くお礼申し上げます。
この度は、社長にご就任されたということで、心よりお祝い申し上げます。
以前より、各メディア、SNSなどでのご活躍を拝見し感服しておりました。
あれは初めての個展の時だったでしょうか。
お店の前で迷っていた観光客の方に、自らお声をかけ、道案内をなさっていました。
心細そうだった方々も笑顔になっていらっしゃいました。
地域を大切に思う心を強く、そして頼もしく感じる出来事でした。

お忙しい日々と思いますが、くれぐれもご健康にご留意ください。
更なるご活躍、ご発展を確信し、お祝いの言葉とさせていただきます。

澤田麻衣子

澤田麻衣子さんのご紹介

お召しくださる方との“赤い糸”を想いながら、
みずみずしい感性が染め出す型絵染。

新潟県生まれ。
大学卒業後に型絵染教室の先生から紹介された京紅型工房に入社され、以来20年にわたり職人として勤務し2017年4月に独立。
現在は京都にて制作活動をされています。
独立を機に出品した作品・型絵染着物「夏霞」が、第51回日本伝統工芸染織展にて初出品・初入選の快挙を遂げられ、また独立後、初めての個展を銀座もとじの「ぎゃらりー泉」にて開催させていただきました。いつも「お召しになる方と“赤い糸”でつながっていることを想いながら」制作をされていると仰る澤田さん。ご自身でデザイン、型紙彫りから手がけられ、みずみずしい感性と、職人として20年間磨き上げた手技で、大人の女性の可愛らしさを引き出す素晴らしい作品を作り上げています。

2017年の初個展にて、「ぎゃらりー泉」の扉の前で。