須賀恭子作
プラチナボーイ 半巾帯
作品コメント
春の訪れを知らせる淡雪が明るく舞うのを見ると気持ちが華やぎます。
きたる未来もそうあってほしいという願いをこめました。
プラチナボーイの滑らかさが一層感じられるよう糸を3本撚りにし密度をあげ制作いたしました。
須賀恭子さんからの御祝いメッセージ
この度は、社長へのご就任、誠に喜ばしいことと、謹んで御祝い申し上げます。
この困難な時代にしかも偉大なお父様の跡を継がれることは大変なプレッシャーもおありではと拝察いたしますが、新社長のバイタリティと新しいセンスによって、心身共にご健康でプレッシャーを撥ね退け銀座もとじ様をますますのご繁栄に導かれますようお祈りいたします。
先代社長には何の伝手もなくお店に飛び込んでいった私を門前払いすることなく受けとめて下さり、以来、叱咤と激励をいただき、おかげ様にて何とか今日まで染織を続けて来ることができました。
本当に感謝しかありません。
この機会に合わせてお礼申し上げます。今後も精進して参ります。
須賀 恭子
須賀恭子さんのご紹介
自分のために着物を楽しむ日の
優しい気持ちになれる八寸帯や半巾帯。
長野県八ヶ岳の南アルプスを眺望する地を拠点に、草木染めによる紬織帯を制作されている須賀恭子さん。宮城県仙台市に生まれ、武蔵野美術大学油絵科を卒業後、沖縄各地の織物産地を巡った後に西表島へ移住。6年間竹富町でミンサー織を学び、その技術を礎に独学でひたむきにものづくりをされています。作品証紙には草木染料名とともに製糸場の名を記したものもあり、草木染めと糸への想いが感じられます。2018年4月、「ぎゃらりー泉」にて初個展を開催し、毎年人気の半巾帯に加えて八寸帯も新たに発表。「誰のためでもなく自分のために着物を楽しむ日の、お気に入りの一本にしていただきたい」と、素材と機にまっすぐに向き合っていらっしゃいます。
2018年の初個展、ぎゃらりー泉の扉の前で(左から会長・泉二、須賀恭子さん)。
2008年~ 日本民芸館展 奨励賞 豊田民藝館収蔵
(2007~2012年入選)
長野県染織作家展 県知事賞
第82回、84回、85回 国展 入選
信州国展 展示参加
銀座もとじぎゃらりー泉 2018年個展開催
2020年40周年記念展出品
毎年5月半巾帯発表
須賀恭子さんについての
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「次世代を担う作家紹介」の第2回目として染織作家・須賀恭子さんにお話を伺いました。
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