丹波布 塚口佳代作
角帯 綿絹
「青×ベージュ×白」
作品コメント
染料:銀座の柳/藍
「経を無地で緯柄をはっきりと」というご依頼でしたので、緯縞をしっかりと入れてみました。銀座の柳は黄色とモスグリーンの2色使いで陰影を表現しました。 この冬に訪れた時、銀座は雨模様だったので、雨に濡れる柳のイメージで織ってみました。
丹波布 長浜美知代作
角帯 綿絹
「濃紺×クリーム×白」
作品コメント
染料:銀座の柳/藍
濃い藍に味わいのある柳の黄色、太目の糸を使い、しっかり織りました。
丹波布 蘆田みち子作
八寸名古屋帯 綿絹
「クリーム×藍×紺」
作品コメント
染料:銀座の柳/藍
柳はきれいな黄に染まりました。 経糸は3色、緯糸は藍の4号、つまみ2色 はっきりとした縞になりました。
丹波布 イラズムス千尋作
八寸名古屋帯 綿絹
「濃紺×クリーム」
作品コメント
染料:銀座の柳/藍
柳の黄色がいきるように紺の濃淡と合わせました。 紺の無地部分が立体感をもつように、経糸に太さの違う糸をランダムに使っています。 大きな柄なので、柄の場所によって印象が変わると思います。 変化を楽しんで頂けると嬉しいです。
丹波布技術保存会技術者協会さんのご紹介
柳宗悦氏と上村六郎氏が復興させた伝説の木綿布。
手紡ぎ、草木染め、手織りの技法を守る素朴な美しさ。
丹波布は、明治末期まで丹波佐治の地で農家によって盛んに織られ、当時は「佐治木綿」と言われ愛用されていました。畑で栽培した綿をより、糸を紡ぎ、藍、栗の実の皮、ヤシャブシ、山楊、こぶな草、榛の木などの草木で染め、手織りで仕上げられ、絹のつまみ糸を緯糸に入れるのが特徴です。 国指定選択無形文化財 「丹波布」 を所有する丹波布技術保存会。1954年に佐治の名士ら9人が立ち上げた 「丹波布復興協会」 (翌年に技術保存協会に改称) で、 1957年に国の文化財指定を受けます。 その後、1984年に丹波布の第一人者である足立康子さんらが、織り手で組織する 「丹波布技術保存会」 として再興されました。 青垣町にある丹波布伝承館の元指導員と卒業生有志でつくる 「技術者協会」 は会員約30人が保存会に入会しています。地域の歴史と文化を受け継ぎながら、丹波布の実直で奥深い美を追い求め邁進しています。 *「丹波布」の名は、柳宗悦によって、復興時の1953年に名付けられました。
2018年トーク会にて。左から、イラズムス千尋さん、河津年子さん、塚口佳代さん、店主・泉二啓太。
銀座もとじ和織 2018年10月 初催事、2020年40周年記念展 銀座の柳染 出品
丹波布についての
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