運天裕子 作
プラチナボーイ 九寸名古屋帯
首里織「希-花ひらく」
作品コメント
植物は種をまき、水や養分を与え、枝葉や蕾が生まれ花が咲きます。人も同じように幸せの種をまき、学びや経験を積んで人生のどこかで花ひらく時が訪れます。
今まさに、新社長の啓太さんが“花ひらく”時、そのお祝いの意味も込めて作らせていただきました。
プラチナボーイで地糸を渋木染の乳白色に、花織手巾風(ハナウイティーサージフウ)に織りこんだ花糸は福木、ゲッキツで染めています。
運天裕子さんからのメッセージ
私が啓太さんを知ったのは、雑誌美しいキモノの記事でした。
初対面の啓太さんに、「あっ、雑誌で拝見したそのままの雰囲気ですね。」と、言葉を発してしまいました。覚えてないと思いますが、その際は本当に失礼いたしました。
甘いマスクにチャーミングな笑顔、銀座もとじさんの二代目は端正なイケメンだという印象でした。
それからインスタグラムやテレビ等で拝見し、ちょっと特殊な家業に反発や悩みがありながらも年齢を重ねると共に仕事とお父様の偉大さに感謝と誇りを持っているように感じられました。
また、ご家族や妹さん思いのやさしい面も持ち合わせておられますね。
新社長就任おめでとうございます。
私は、ぎゃらりー泉で少しだけ自身の足もとの泉を掘ることができました。
社長業に就かれ、新たな夢の実現に向け足もとの泉をどうか掘り続けてください。
呉服業界の若きリーダーのご活躍を心から応援しております。
運天裕子
運天裕子さんのご紹介
琉球王朝の伝統と格調を踏まえ
都会的な感性で織り出す現代の首里織
沖縄県豊見城村(現豊見城市)生まれ。24歳より34年間、故・ルバースミヤヒラ吟子氏に師事し、「アトリエルバース」にて工房作品製作とともに首里織の伝統技法である手縞や桐板(トゥンビャン)、綾の中などの復元作業にも従事。2020年9月に独立され、翌2021年に第95回国画会で会友賞を受賞。2022年3月、銀座もとじ「ぎゃらりー泉」にて初個展を開催。 沖縄の豊かな染織文化の中でもひときわ格調高い織物である首里織を、あくなき探求心と創造力、磨き抜かれた技で織り上げています。
写真左より運天裕子さん、弊社 續
2003年 第25回沖縄県工芸公募展 最優秀賞
2015年 国画会会友 推挙
2021年 第95回国展 会友賞
アトリエルバースにて工房作品製作、手縞や桐板(トゥンビャン)、綾の中などの復元作業のアシスタントを経て2020年9月末卒業。
他、日本民藝館展入選等
2022年 ぎゃらりー泉 運天裕子 初個展
運天裕子さんについての
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2022年開催の『ぎゃらりー泉 運天裕子 初個展~首里のはたおと~』に向けて対談を行いました。
【お問い合わせ】
銀座もとじ女性のきもの 03-3538-7878
銀座もとじ男のきもの 03-5524-7472