(中央左)これから六代目当主になられていく松枝崇弘さんは、お父様・哲哉さんの着物を仕立て直してお母様・小夜子さんの着物の布で肩ハギを入れた久留米絣に、曾祖父・玉記さんの袴を合わせた決意の装い。
(中央右)松枝小夜子さんは澤地久枝さんより直々に託されたという久留米絣の着物に、生前に哲哉さんが慕われていた鈴田滋人さん作の帯を合わせて。
「松枝家の久留米絣」展の2日目となる3月19日(土)、松枝小夜子さんと崇弘さんをお迎えして、ぎゃらりートークと作品解説会を行いました。
ぎゃらりートーク全編公開中
※スクリーンに映写した写真の一部をこのページ内にも掲載しております。
動画内で映写している写真(一部)
トーク会や作品解説でご紹介した作品(一部)
松枝小夜子作 重要無形文化財 久留米絣「花火」
重要無形文化財指定の久留米絣の制作は技術保持を第一の目的としているため、より難しい技術を用いた作品となる。絣模様できれいな円を表現するには高度な技術を要し、やや縦長の円にすることですっきりと美しい着姿をつくる。
松枝哲哉作 久留米絣「有明 茜染絣」
明治元年に建て直された大木町の松枝玉記生家から、平成2年に久留米市田主丸へ工房を新設し、草木染の研究に勤しんだ平成13年の作品。九州有明海の朝日とともに新たな挑戦へのはじまり生き生きと。黄色は苅安、橙色は茜による染め。
松枝哲哉作 久留米絣「籬の椿」
ウィリアムモリス展にインスプレーションを得て制作されたという、未発表文化財制作作品。
【催事特設ページ】松枝家の久留米絣~伝承と伝統の道
松枝小夜子さん、松枝崇弘さんの在廊日や作品解説の日程等は特設ページよりご覧ください。
《3分で解説》「松枝家の久留米絣」5つの見どころ
3月18日(金)~21(祝・月)に開催される「松枝家の久留米絣~伝統と伝承の道~」展の見どころをわかりやすくご紹介します。