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「幻の160亀甲柄 本場結城紬」地機織による精緻な亀甲絣の結城紬|創業者 泉二弘明のおすすめの逸品

 

この度、創業者 泉二弘明が、究極の逸品としてご紹介しますのは、まさに逸品中の逸品、めったに出会えることのない、縦糸・緯糸ともに真綿を手紡ぎした糸を用いて、精緻な160亀甲絣を地機によって織り上げた、最高峰の本場結城紬です。
「亀甲」とは、亀の甲羅の形に由来し、長寿を願った吉祥紋様としても古来より好まれてきたお柄です。着物の反物に施される亀甲紋様としては、1反の幅(約40センチ前後)の中に並ぶ亀甲柄がいくつあるかを示したもので、80亀甲、100亀甲、120亀甲などがあります。数字が上がるほど、緻密な亀甲柄となり、長年の熟練の技を要します。近年ではそのような緻密な絣柄を施すことのできる職人さんは、数えるほどで、精緻な亀甲絣の結城紬に出会える機会は、めったにございません。
至極の逸品「幻の160亀甲柄 本場結城紬」
「本場結城紬検査協同組合の証」、「検査合格の証」
こちらのお品には、「本場結城紬検査協同組合の証」、「検査合格の証」がついております。本場結城紬検査協同組合によって、16項目についての厳しい検査に合格したものに与えられる確かな証です。

ふっくらとした手触り。体がつつみこまれるような優しいぬくもり。着るほどに肌になじむ結城紬は、昔は、最初は丁稚に着させて、素材がふっくらとしてから店主が着る、という文化もありました。結城紬こそ、早くお気に入りに出会われ、何度もお召しになり、洗い張りをし、長年かけてのその味わいの変化をじっくりとご堪能いただきたい織物です。 “160亀甲”の精緻な絣柄を織り上げるためには、縦糸、緯糸ともに、相当に極細の糸によって織り上げることが必要となります。その極細の糸に、狂いなく完璧な絣柄を施していく、大変な根気を要する「絣くくり」の工程、そしてひと目ひと目、柄を合わせながら「地機」によってる織り上げていく工程、いずれにも長けた職人技、果てしない根気、仕事への誠実さ無くしては成しえません。その“極細の糸をつむぐ”技、糸へ絣柄を施していく“絣くくり”そして地機による“織”、それらすべてが、究極の職人技であり、現在ではなかなか成し得る人もわずかとなっており、希少性の高い技術です。

本場結城紬の制作の工程

お色目はじっくりと深い藍と薄い藍の濃淡。その亀甲絣の美しさはいつまでも見つめていたくなる衝動に駆られます。 家宝となる至極の逸品です。現在、そして今後も、これほどの精緻な絣柄の結城紬が作られることは滅多にないかと存じます。代々受け継ぐべき、大切な日本の技術が生きた織物として、ぜひ大事にお持ちいただきたいと願う織物です。

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