男性の略礼装(セミフォーマル)
略礼装は第一礼装以外の服装でよい、パーティーやお茶会、友人の結婚披露宴など、何らかの紋服(羽織だけでも)が必要な時に着るものと考えていいでしょう。
長着に紋がなくても羽織に紋が一つ以上ついていればたいてい大丈夫ですが、お茶席などのように、羽織を着ない正装もありますので、その場に応じた服装を心がけましょう。
長着や羽織の素材は、格式の高い順に「色羽二重(黒以外)」→「お召」→「紬」の順となりますが、よほど格式を必要とする場でなければ気軽に取り合わせればいいと思います。
ただし、紬の着物は普段着に近いものなので、高価なものでも正式には礼装用になはりません。仲間内の気軽な集まり程度に利用するのが一般的です。
なお、お召の場合は長着と羽織の色を少し変えるのがおしゃれです。
紋は三つ紋か、背に一つの一つ紋ですが、格式ばらなくていいなら、羽織の背にだけ一つ紋の縫い紋をつけたものがあればいいでしょう。
袴は仙台平か無地のお召または紬の袴を好みで合わせますが、着物の素材感との組み合わせで、見た目に落ち着きのあるものを選びます。
紋のついた和装の時は白足袋としますが、半衿や帯、羽織紐などの色は、着物に合わせてコーディネイトしてみてもいいでしょう。
色合わせが難しければ半衿と足袋を白にしておくとぐっと礼装っぽくなります。
夏は長着、羽織、袴ともに絽や紗などの素材のものを着ます。
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