兵児帯 ~寛ぎ用の軽装帯~
「兵児帯(へこおび)」は「扱帯(しごきおび)*」の一種で、寛ぎ用の軽装帯として用いられる帯ですが、その軽い締め心地には根強い人気があります。主に男性用、子供用として用いられます(子供用の兵児帯は「三尺(さんじゃく)とも呼ばれます)。兵児帯の「兵児」とは、薩摩地方の方言で、若者のことをいい、彼らが締めていた白いしごきの帯を兵児帯といいました。西郷隆盛をはじめ、1877年の西南の役で兵士が使用したことから、明治維新後に全国的に広まり、当初は角帯の代用として普及しました。 作家の立原正秋氏も好んで締めていたという兵児帯ですが、締め方によっては、結び目が解けたり乱れやすいので外出する際は気をつけましょう(一般的には外出用には角帯がお勧めです)。兵児帯
「扱帯(しごきおび)*」とは、並幅の布をそのまましごいて締めるところから「しごき帯」と呼ばれました。
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