男性スタッフによる綿薩摩のコーディネートをご紹介いたします。
年間10反のみしか作られない大変希少な綿薩摩。
日頃、店舗にて各産地の綿の着物や帯をご紹介させていただくスタッフならでは視点で、
綿薩摩の魅力や着用感をお伝えさせていただきます。
「綿のダイヤモンド」、私は綿薩摩のことをそう呼んでいます。 細番手ならではの着やすさと柔らかな風合いの中にも頼れる強さを兼ね備えているのが、 綿薩摩の魅力ではないでしょうか。 今日は白の160亀甲の綿薩摩に福本潮子先生のトルファン綿の角帯を合わせました。 綿同士、白と藍、どちらも相性が良く、お気に入りのコーディネートです。
会長 泉二 弘明
この綿薩摩は絣の柄と色合いが好きで、6年ほど前に購入しました。 今回は山崎広樹さんの夏帯を合わせました。幾何学模様をあわせることで、少しモダンな雰囲気になるかと思います。 雨の日のお出掛けや、居酒屋、焼き鳥屋さんなどに着て行くことが多いです。 綿薩摩は着心地の良さ、絹よりも気軽に着れるのが最大の魅力だと思います。
店主 泉二 啓太
墨色の微塵格子に、高橋寛さんの友禅の角帯を合わせた、単衣のコーディネートです。
綿でもカジュアルになり過ぎず、品良く綺麗に着られるのが何と言っても好きなところで、 普段は綿の着物に中々合わせないようなおしゃれな帯を締めたくなります。 何度も着用して、水を通してを繰り返し、少し紫がかった墨色がいい具合にこなれていく過程に、より愛着が増します。 生地も丈夫なので、長く付き合って育てていきたい一着です。
男のきもの店 スタッフ