産地からたくさん届いた大島紬を、柄タイプごとに分類してご紹介します。
オンラインショップでご紹介できていないお品もありますので、お好みの雰囲気の大島紬がありましたら、気軽にお問い合わせください。
銀座もとじ女性のきもの:03-3538-7878
銀座もとじ男のきもの:03-5524-7472
(1)永遠に愛される伝統柄の大島紬
大島紬を代表する伝統柄として知られる「龍郷柄」と「秋名バラ柄」をはじめ、市松模様(石畳文)や麻の葉模様などの古典柄。泥染め、藍染め、白大島、柄の大小、アレンジした進化系など、今回の催事では多様な中から「わたしに一番似合う伝統柄」をお探しいただく、またとない機会です。
(2)美術工芸品を纏う、逸品大島紬
美術館に展示されるような、手仕事の粋を尽くした逸品は必見です。まるで絵画のように織り出された絵絣の大島紬、グランプリ受賞作、希少な割り込み式、9マルキや12マルキ、総絣入りの大島紬など、ぜひご覧ください。
※割り込み式・・・絣のリズムが変則的で高い技術を要する。
※マルキ・・・経糸にどれくらい絣糸が使われているかを表す指標で、柄の精緻さの目安。1マルキ=80本の絣糸を単位とし、例えば経糸が1440本の場合、9マルキは絣糸が720本、12マルキは絣糸が960本も織り込まれている。
※総絣入り・・・経糸の絣糸が連続し、繊細なグラデーションや面を表現できる。
(3)花柄や訪問着調など女性らしさ香る大島紬
桜や菊、椿などの四季折々の花模様、うさぎや蝶のモチーフ、優美な唐草模様‥‥緻密な絣合わせの技術があるからこその表現です。華やかな大島紬でパーティーやお集りの席へ。着姿をイメージして、あなたを輝かせる一反をお探しください。
(4)無地感覚の男柄や、粋な縞柄の大島紬
西郷隆盛への敬意を表してその名が付けられた「西郷柄」は、各集落が「最高」の柄を競い合って織られた男柄の最高峰。着物通の憧れである緻密な亀甲絣、シンプルな蚊絣や粋な縞柄は、男性だけでなく、すっきりとハンサムに着こなしたい女性にも人気です。
(5)都会的な雰囲気で装う、幾何学やモダン柄の大島紬
従来の大島紬のイメージを覆すような、新しいデザインの大島紬が生まれています。幾何学模様やアシンメトリーな抽象柄など、進化する大島紬で洗練されたお洒落をお楽しみください。
(6)しなやかに艶めく、プラチナボーイの大島紬
しっとりとした上品な艶めき、滑らかなドレープ感。世界初の雄だけの蚕「プラチナボーイ」の糸で織られた大島紬は、一目でその質感の違いを感じていただけます。ぜひ店頭やお手元確認で、直接ご覧いただけましたらと思います。
(7)単衣から盛夏まで楽しめる、希少な夏大島
強撚糸を用いて織られる夏大島はシャリ感があり、肌をすべる軽やかな心地良さが魅力です。麻素材は盛夏のみの着用となりますが、透け感が控えめで「絹もの」である夏大島は、単衣から盛夏にかけて長くお召しいただけるのもおすすめのポイントです。
《4/16~18》大島紬展~あなたは着心地派?柄派?~