イタリア産の美しい珊瑚
今回の催しは、イタリア産の「珊瑚」と「着物」を通じて日伊の文化交流をはかる目的で企画されたもの。
会の前半は、珊瑚製品を扱うアントニーノ・デ・シーモーネ社オーナー兼社長のジョイア・デ・シモーネさんとカメオ販売の老舗デリア社のアルフォンソさんによる珊瑚についての紹介。
「メドゥーサの首から飛び散った血が地中海に滴り落ち、その血が珊瑚になった」という珊瑚誕生の伝説や、ナポリ湾に面した珊瑚産業の中心地トッレ・デル・グレコと日本との交易の歴史など、珊瑚にまつわる様々な興味深いお話をお聞かせくださいました。
二代目 泉二啓太が英語でプレゼン
水深50mの場所から採取された良質な珊瑚を使用し、熟練したイタリア職人により生み出された珊瑚やカメオのアクセサリーは、自然な色彩のグラデーションと彫りの繊細さで唯一無二の存在感を放っていました。
「エンジェルスキン」と呼ばれる希少な薄ピンク色の珊瑚のネックレスをさりげなく身につけるリタさんと、イタリア産の赤珊瑚のネックレスをピンクのワンピースと併せて女性らしく装うジョイアさん。
上の写真2点は、パーティーやレセプションの席などセミフォーマルの場での装いのご提案です。 招かれた場にふさわしい季節感を意識した装いを珊瑚の色でより華やかに演出します。
下の写真の左のコーディネートは、カジュアルなパーティーでの装いのご提案です。 銀座もとじがイタリアのラグジュアリーブランド・エトロとコラボレーションして制作したペイズリーのお召と、 職人の手仕事によって作られた天然珊瑚の帯留とが“本物”の風格漂う装いを演出します。
なでしこ会とは
1950年、在京米国大使館の外交官や米国軍隊に務めていた男性を夫に持つ女性が、日本人女性との交流の中で習慣・文化を学ぶことを目的に創設。現在、東京のなでしこ会には20か国におよぶ地域の100人以上の女性が参加している。イタリア大使館と公邸について
かつて松方正義公爵が所有した敷地内にあり、イタリアの建築家・ピエールフランチェスコ・ボルゲーゼと日本の建築家・村田政真氏との共同作業によって設計された。日伊の様式が融合された、現代建築を代表する建造物として知られる。
公邸前に広がる庭園にて