※こちらは2006年に公開した記事です。 2006年3月7日(火)〜8日(水)の2日間、店主の泉二が山形県赤崩の山岸幸一氏を訪ねました。その模様を皆様にご紹介していきます。 山岸幸一氏 『紅花寒染め』を訪ねて 到着して早速、紅花寒染めの準備開始です。 紅花 烏梅 夏に作った紅餅を桶に入れゆっくりお湯を注いで行きます。 そこにあかざの灰汁を混ぜてゆっくり攪拌。木の棒でかき混ぜながらあかざの灰汁そしてお湯をたしていきます。 この加減はすべて山岸さんの勘が頼り。自分自身の手にかかる負担具合と桶の上部に出来る白い皮膜の加減で紅餅と灰汁のバランスを見ます。40分程度を掛けて桶を一杯にし、その桶に蓋をしてそのまま静かに寝かせます。 木綿のバスタオルを3枚と藍染めのキレですっぽり包んで、3時間の時を掛けて寝かせ温度をゆっくり下げていきます。 これだけの時を掛けると紅餅から色素がジワ〜っと流れ出てきて紅にも負担を掛けません。