祝嶺恭子さんが首里の織物の
人間国宝(重要無形文化財
保持者)に 認定されました
文部科学省に設置されている文化審議会より7月21日(金)、歴史上又は芸術上価値の高い重要無形文化財の保持者、いわゆる「人間国宝」が発表となり、首里の織物の分野で祝嶺恭子さんが認定されました。
「首里の織物」は、琉球王国時代に首里を中心に発展し、王族や士族の衣服として着用されてきた織物です。重要無形文化財保持者の認定は、1998年に認定され2022年にご逝去された宮平初子氏に続き2人目となります。
沖縄県那覇市出身。東京女子美大時代に柳悦孝氏に師事し沖縄の染織を学ばれ、伝統的な首里の織物を制作されるとともに、ドイツの博物館に所蔵されている琉球王国時代の染織物の調査や復元にも取り組まれ、また後進の指導・育成にも尽力されてこられました。
輝かしい栄誉を心よりお祝い申しあげます。