越後上布
透けるような薄さ、軽さ。1200年の歴史と雪国の風土に育まれた極上の夏織物
越後上布は、現在では新潟県南魚沼市、小千谷市を中心に生産される、苧麻(ちょま、からむし)を原料とする織物です。日本を代表する上布として「東の越後、西の宮古」とも呼ばれています。1200年前から存在する日本最古の織物とされ、1955年には国の重要無形文化財、第一号の指定産地としても認定されました。福島県昭和村で生産される苧麻(ちょま)と呼ばれる麻の繊維を爪と指先で細かく切り裂いて、撚り合わせて紡いで糸にしていきます。緯糸は一反分を仕上げるのに約3ヶ月、経糸は7ヶ月もかかります。糸作りのできる職人が減り、現在、重要無形文化財の認定を受ける「越後上布」の年間生産反数はたった20~30反程と言われ、大変稀少になっています。
小千谷縮
美しい絣模様を優しく織り上げ 繊細なシボが作る最高に贅沢な風合い
新潟県小千谷市周辺を生産地とする、手績みの苧麻糸を地機で織り上げる上布織物。 緯糸に強い撚りをかけた糸を用いて、織りあがった後に湯もみをすることで、全体に凹凸感あるシボが生まれ、肌に張り付かない夏に涼しい生地となります。1955年には国の重要無形文化財に指定されました。現在は年間生産数 4、5反と言われる幻の織物です。
【特別対談】越後上布の魅力
【作家産地】 越後上布 / 小千谷縮
「極上の上布展 ~上質を極める日本の夏~」
>>商品一覧はこちら
【産地別】
越後上布・小千谷縮 / 宮古上布 / 八重山上布 / 芭蕉布
【アイテム別】
着物 / 九寸帯・八寸帯 / 角帯 / 140番手襦袢