自然の草木根皮から色を抽出して糸や布を染める「草木染」。 20世紀初頭、草木染ということばを世に出した曽祖父の山崎斌(あきら)氏から代々、手仕事と自然を調和させる生活文化創造の精神を受け継いだ、染色家・草木染作家の山崎広樹氏は、伊達冠石の採石場である豊かな自然に恵まれた大蔵山で、自ら採取した大蔵寂土(おおくらさびつち)と草木から色を抽出し、その生命の光を糸や布へとうつしました。春夏秋冬、大蔵山の自然と対話をしてきた山崎氏の意欲作をぜひご覧ください。