■「極上の上布 ~上質を極める日本の夏~」
燦燦と陽光を浴びた鮮烈な色彩の上布、白地に絣が冴える上布、深い藍色の清らかな上布、精緻な手技で感性ゆたかに染め織り上げられた作家作品。
北から南まで、日本の風土から生まれた上布の逸品をご紹介します。
>>上布一覧はこちら
コーディネートについて
【八重山上布】「星降る夜」の物語をまとい、夏の美術館巡りへ
「八重山上布」の着物と帯を重ねて。
「星降る夜」と題された着物は、まさにその名の通り、夏の夜空に瞬く星のように十字絣あしらわれた藍彩の美しさが魅力です。
帯は花織の緑が印象的で、帯締めや帯揚げにも緑を利かせて統一感を。
麻で涼しく、夏の美術館巡りへ。
八重山上布について
八重山上布は、宮古上布と同じく苧麻糸を素材としていて、宮古上布が紺地絣で表現されることが多いのに対し、八重山上布は白地を基調とすることが多いという特徴があります。島に自生する苧麻を原料とし多種の植物を染料とした草木染めによって織り上げられる麻織物。織りあがった布は、5月頃に天日乾燥して、「海ざらし」という、海水で色止めをすることも特徴です。
【特別対談】八重山上布の魅力 泉二が選ぶ必見の一反