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築城則子さんからのメッセージ

銀座もとじ様とのお付き合いの中では、トークイベントでの聞き手の方とのキャッチボール、お客様の思いがけない質問や反応などが思い出されます。

日頃、独りで仕事をする私にとって、突然、別の光が射しこんでくるような、刺激的なひと時です。

店内で、貴重な体験をさせていただきました。

森口邦彦先生の作品展の時のことです。お父様の華弘先生のお着物をご持参されたお客様と邦彦先生が着物を見ながら懐かしそうにお話をなさっていらっしゃいました。遠くから、それを垣間見させていただき、感激し、私も又、このように技も心もつないでいく仕事をしたいな、と思いました。

「繋ぐ」には、ちゃんと糸が在りますもの。

     令和2年5月14日
築城則子

※ 「邦」は正しくは旧字体で、「邦」の縦の払いが上に突き出ません。


築城則子さんのぎゃらりートークを開催しました
2018年トーク会にて。左から:外舘和子さん、築城則子さん、店主 泉二弘明
小倉織 縞木綿 九寸名古屋帯 全通「触」

築城則子さんのご紹介

1952年、八幡市(現在の北九州市)生まれ、同市に遊生染織工房を構えています。
早稲田大学文学部に入学、世阿弥を研究テーマに選び能舞台で観た能装束の存在感、
日本の伝統芸能の色彩に魅せられ、進むべき道を決めます。小倉北区の染織研究所で一年間、染織の基礎を学び、久米島や松本で紬織、絣織を習得。

1983年、北九州市内の骨董店で一枚の裂地と運命の出会いをします。
深く熱い探求心で一年後にはその裂地の復元を果たします。それが今に続く「小倉織」です。以後、木綿の織物を現代の小倉織として、身に纏う布としての本質を極め、透明感、質感、調和を奏でる着物や帯を染め織られています。
布から伝う独特な温度感、共鳴し合う縞のうつくしさからは一歩先を志す築城氏の姿が見えます。
2015年 銀座もとじ 和織・男のきもの 初個展

昭和60年 小倉縞木綿帯「連」日本伝統工芸展初入選 これより同展へ出品を始める
昭和63年 西部工芸展福岡県知事賞受賞 以降 日本工芸会入選・受賞多数
平成4年 第27回西部工芸展 小倉縞木綿帯「SATURN・土星」 KBC九州朝日放送賞
平成9年 第32回西部工芸展 小倉縞木綿帯「如月」日本工芸会賞
平成14年 第37回西部工芸展 小倉縞木綿帯「瀑音」長崎市長賞
平成15年 第38回西部工芸展 経錦帯「天空の宴」福岡市長賞
平成18年 第41回西部工芸展 小倉縞木綿帯「花待ち」 大分市長賞
平成20年 第42回日本伝統工芸染織展 小倉縞木綿帯「月影」文化庁長官賞
平成22年 第45回記念西部伝統工芸展 小倉縞木綿帯「朧影」朝日新聞社大賞
平成22年 第57回日本伝統工芸展小倉縞木綿帯「面影」日本工芸会奨励賞
平成25年 第47回日本伝統工芸染織展小倉縞木綿帯「奔流」京都新聞社賞
平成27年 菊池寛実記念 智美術館「工芸の現在」展第1回菊池寛実賞受賞
平成30年 文化庁 地域文化功労者表彰受賞

作品収蔵 東京国立近代美術館
北九州市立美術館 
Victoria and Albert Museum

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縞が奏でる音色 - 築城則子の小倉織|和織物語
縞が奏でる音色 - 築城則子の小倉織

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小倉織・築城則子~「見たことのない縞をつくりたい」小倉織との出会いと「縞」に注ぐ思い~
小倉織・築城則子~「見たことのない縞をつくりたい」小倉織との出会いと「縞」に注ぐ思い~
小倉織・築城則子~縞を彩り、音色を響かせる、築城則子さんのものづくりの源泉に出会う~
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