久米島紬50周年記念展ではお力をいただき、心より感謝申し上げます。
一カ月前の3/21、私はじめ保持団体代表・桃原禎子、副理事長・平田とき子、前副理事長・山城智子は人生初の忘れもしない経験をしました。
それは、無観客での動画でのぎゃらりートークです。
前日の朝に久米島を出発、夕方にもとじさんの店舗へ到着し、いきなり司会進行の續さんから告げられ、全員、進行内容は把握しておったのですが、迷う時間もなく翌朝となり、みんなで腹を括り挑みました。極度の緊張が功を奏したのでしょうか、何とか無事に終えることができました。
それから、銀座四丁目にある和織・和染店舗で在廊、御来店くださるお客様方と会話が弾みました。
前回、プラチナボーイの久米島紬をお求めくださったお客様は、その久米島紬を着てヨーロッパへ!織り子の平田とき子は「私が手塩をかけて取り組んで制作した久米島紬がヨーロッパ旅行をしたなんて、なんと素敵なことでしょう」と誇らしげに語っておりました。
また、男のきもの店舗では、男物に興味を示してくださったお客様に織り子の山城智子が勘違いして、「ありがとうございます」と御礼をしてしまい、談笑となりました。
ご縁を頂いた後はご趣味のマラソンのお話となり、NAHAマラソンを走られたことを聞き、「久米島マラソンもあります!是非、参加されてください!」、と。心を通わせていただきました。
こうしてお客様とライフスタイルまでの会話ができるのは銀座もとじさんならではのことです。
今日に至るまで20年余りの年月、一本の糸が海を渡り、この尊い日々を力強く、辛抱強く支え繋げてくれました。
これからも久米島より、糸の先を見続け、守り続けていきます。
久米島紬事業協同組合 理事長 松元徹
久米島紬事業協同組合さんのご紹介
今年、創立50周年を迎えられました。銀座もとじとの出会いは22年前、着物を愛するお客様のお声は銀座から海を渡り久米島へと届けられます。
故きを温ねて新しきを知る、時代の空気を呼吸しながらユイマール精神でつくり続ける笑顔いっぱいの産地です。