結城紬 奥順株式会社
私は50年程前、奄美大島の機屋さんに半年間住み込み、大島紬の製法を学んでいました。その後銀座もとじ様の泉二社長が奄美出身と知り、何かのご縁かと身近に感じるようになりました。
社員さんを連れて何度も結城まで足を運んで頂き、結城紬を創る生の姿を伝えて下さっています。また泉二社長のこだわった物創りのお話を伺い、大変感銘を受け、今日まで「物創りの指針」とさせて頂いております。
2017年11月には、もとじ様で結城紬の語り部をさせて頂き、大変勉強になりました。2019年には、二代目啓太さんと年も近い弊社の専務がお招きを頂き、お客様に結城紬の縮織のお話をさせて頂きました。
世界に類を見ない結城紬の一本の糸で、もとじ様と結ばれ、そしてその先の素晴らしいお客様と結ばれているこの感性を大切にして、これからもお客様に喜び楽しんで頂ける物創りを目指し、進んでまいります。いつも学びの機会を与えて頂く、泉二社長はじめ素晴らしいスタッフの皆様に感謝申し上げます。
令和2年5月7日
代表取締役社長 奥澤武治
結城紬 奥順株式会社さんのご紹介
創業明治40年、以来、産地の機屋と連携しながら、企画や商品開発に力を注ぎ結城紬の魅力を全国へ届ける「製造問屋」を営んでいます。
結城紬を産地が誇る文化として伝え続ける資料館やミュージーアムショップを2006年に開館。衣食住の視点より、“布のある暮らし”を幅広く提供できる商品づくりも大切にしています。
代表を筆頭に奥澤順之専務はじめスタッフの情熱は揺るぎなく、常に時代に向き合いながら、今に生きる結城紬を提供し続けています。
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「啓(ひらき)のもと」とは、次世代に伝統をわくわくしながら伝えていくことをテーマに不定期に行われているトーク会です。
2019年秋、結城紬の老舗問屋、奥順株式会社・奥澤順之専務 をお迎えして、次世代に伝統をつないでいくという視点から、重要無形文化財である結城紬についてお話頂きました。