汗ばむ季節となり、
「正絹の長襦袢はお洗濯できないの?」
という声を多くいただくようになりました。
そこで、普段のお出かけ用として、ご自宅でのお洗濯も可能な「二部式襦袢」をご紹介いたします。しかも、動画でご紹介の方法なら「1つの反物から、単衣用&袷用」の襦袢をお仕立てでき、盛夏以外の3シーズン着まわしていただけます!
実際に一級和裁士・江森が数年使用している品でご説明しておりますので、ぜひ次の動画をご覧ください。
※この動画は4月に撮影したものです。
動画時間:3分10秒正絹の襦袢は自宅でお洗濯できないの?
正絹の襦袢は、着心地や肌触り、通気性、着物との添いの美しさ等、魅力がたくさんありますが、繊維の特性上、水洗いすると丈が詰まってしまうためドライクリーニングでのお手入れが一般的です。
汗をかいたら丸洗いしてサッパリしたい。
でもクリーニングは時間もコストもかかり
何枚も洗い替えを用意するのも大変・・・
そんなお悩みを解決するのが、一級和裁士・江森も愛用する「二部式襦袢」です。
上下にわかれた二部式襦袢は、丈が多少詰まっても着付けで調整が可能ですので、普段用でしたらご自宅でお洗濯いただけます。
※洗い縮みに関しましては責任を負いかねますのでご了承くださいませ。
「二部式襦袢」とは
その名の通り上下で「二部」に分かれた襦袢で、上半身の「半襦袢」と下半身の「裾よけ」がセットになったものです。ふくよかな方も着付けがしやすく、足の動きが上半身に響きにくいため着崩れしにくいというメリットもあります。
樋口一葉も愛用した「二部式襦袢」
五千円札の肖像でも知られる文筆家・樋口一葉の作品や日記には、貧しくてもお洒落心を忘れない、明治の女性たちの暮らしが生き生きと綴られています。
樋口一葉自身も「よそ行きには長襦袢、普段着には二部式襦袢」と使い分けて装いを楽しんでいたことが伺えます。
動画内で紹介の書籍:「一葉のきもの」
著者:近藤富枝、森まゆみ 発行:河出書房新社
1反の生地から<単衣用&袷用>の二部式襦袢を作る方法
通常の長さの長襦袢地1反から、裾よけ1点と、季節によって袖の仕立て方を変えた2点の半襦袢をお仕立ていただけます。
(1)袷用の半襦袢(袖部分の生地は二重、身頃はさらし素材)
(2)単衣用の半襦袢(袖部分の生地は一重、身頃はさらし素材)
(3)裾よけ(胴回りはさらし素材)
お気に入りの柄の、着心地が良い正絹素材で、盛夏以外の3シーズン着まわしいただけるので、大変便利です。
長襦袢の反物は、銀座もとじのオンラインショップでも多数ご紹介しております。
※身長等により、上記のお仕立てができない場合もございます。
◎長襦袢の価格には通常のお仕立て代が含まれておりますが、二部式襦袢はお仕立て代+17,200円~の差額が発生いたします。詳しくはお問い合わせください。
ご自宅でのお洗濯方法
中性洗剤で優しく手洗い、または洗濯ネットに入れ「ドライモード」で洗い、陰干しします。
洗い方について詳細はこちら>>
※洗い縮みに関しましては責任を負いかねますのでご了承くださいませ。
お仕立てやご寸法について等、お気軽に相談ください
ご質問やご不明点がございましたら、お電話やメールでお問い合わせください。
お問い合わせ:03-5524-3222
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