銀線細工作家 松原智仁さんの帯留作品のご紹介です。
伝統的な線細工(filigree)の技法を軸に、ねじる、切る、曲げる、つなげる、を繰り返して生み出された小さな世界。現代感覚と創造力が抜群で、粋になり過ぎないのがコレクションしたくなる秘訣です。
繊細な縄目は銀線細工独特の表情で、0.1~0.3mmの極細い銀線を2本縒り合わせた縄状の線を重ねることで生み出される伝統的な技法です。
こちらはいぶした銀が味わい深い表情を集めました。
物語を演出いただけるようなモチーフです。
画像上から時計回り
1590217750:蛤 17,600円
1590217753:雨宿り 17,600円
1590217747:旅は道連れ 19,800円【売切御礼】
※お買い上げの際は「ご希望のデザイン」をご選択の上お手続ください
松原智仁さんについて
独学で彫金を始め、ジュエリーやアパレルブランドの商品を受託製造しながら技術を磨く。その後、セレクトショップにて帯留販売したのを機に、帯留制作をスタート。
2008年にアトリエを設立、2011年に「tomohito matsubara」のブランド名でジュエリーラインを発表以後、百貨店やギャラリー、セレクトショップなどで商品を販売しながら、東京、京都、ミラノなどで展示会を重ねる。
銀線細工とは
銀を細くワイヤー状にしたもの=銀線を、模様をかたどりながら巻き上げ、溶接して造形を完成させる「銀線細工」。英語ではフィリグリー(filigree)と呼ばれ、古代エジプト文明の遺跡から出てきたという記録もあるほど、古くから伝わる技法です。 日本では1500年代に、長崎県・平戸から持ち込まれたと言われており、その後平戸藩の江戸屋敷の近所に秋田藩屋敷があったご縁で技法が伝播。秋田県に銀山があったことから銀線細工が発展したとされ、今でも秋田県の県指定の伝統的工芸品となっています。