2019年9月20日(金)から22日(日)まで、銀座もとじ和染にて「銀座もとじ 四十周年特別展 視覚の冒険―森口邦彦の錯視的抽象の友禅」を開催しました。
今回は土日の二日間にわたってぎゃらりートークを行い、 21日(土)には「和織物語」を執筆くださった多摩美術大学教授・外舘和子さんをお招きし、また22(日)はサプライズゲストとして人間国宝・北村武資さんがご来場。「すべてのお客様へ”熱量”が均等に伝わるように」と、テーブル中央の森口邦彦さんをぐるりと取り囲むスタイルで、友禅や染織工芸の歴史の中で森口邦彦さんが果たされた役割や、森口華弘さんを父に持つことをご自身の中でどう意味づけられ道を切り拓いてこられたかなど、貴重なお話をたっぷりとお伺いすることができました。
このような個展を一小売店で開催するのは初めてとのこと。森口邦彦さんは会期中の3日間ご在廊くださり、着装されたお客様の様子を嬉しそうにご覧になりながら、一人ひとりのお客様との会話を楽しまれ作品への思いなどをお話しくださいました。
「 四十周年特別展」と題させていただきました通り、店主・泉二の長年の夢が叶った今催事、まさに夢のような3日間が盛況の中終了いたしました。
足をお運びくださったお客様や染織作家の皆様、オンラインを通じて作品をご覧くださった皆様に、心より御礼申し上げます。
森口邦彦さんの作品は、現在開催中の「第66回 日本伝統工芸展」でもご覧いただけます。そちらへもぜひ足をお運びくださいませ。
※銀座もとじは、この度「公益社団法人 日本工芸会」の協力企業となりました。
※今回外舘和子さんに執筆いただいた「和織物語」は9月30日までの期間限定公開となっております。