大島紬作家 益田勇吉さんの大島紬です。
現代の街並みに似合う引き算の美学。
ちょっとした色加減、個性のほんのひと匙の加減によってエレガントに仕上げるのが、益田勇吉さんのセンスの良さです。
時代を越えて、ずっと愛されてきた「蚊絣」模様。
帯で遊ばれるシンプル好みの方にも絶大な人気のある柄行ですが、こちらはそこへひと工夫をほどこしました。
大島紬の蚊絣は黒地に白絣や、白地に黒絣が通常ですが、さらに「お顔映り明るく、お洒落に見えるように」と創作したのが、今回ご紹介いたします「色絣の蚊絣」の大島紬です。
さらに絣は「一元絣」によって、くっきりと浮き立つような存在感のある絣の表情に仕上げています。
シンプルでさりげない中にも、お顔映りの美しさ、洒落感が詰まった上質な着姿を楽しめる一品です。
益田勇吉さんについて
益田勇吉さんは、奄美大島の東に位置する喜界島の出身で、現在は鹿児島市内の工房で制作されています。いわゆる古典柄は少なく、ほとんどが益田さんオリジナルの、現代の感性に似合うようにと創作された柄行きです。すっきりと都会的で透明感があり、計算されたシンプルさが持ち味です。
また、益田勇吉さんは白泥大島を生み出された方でもあります。
長年の研究によって開発されたその技術は『白恵泥(はっけいどろ)』と称され、島津藩御用達の白薩摩焼の白土で、入来鉱山で何万年もかかってできた泥の粒子を2ヶ月かけて、徹底的に不純物を取り除いた白泥にしてから糸を染めることで、極上の白泥大島紬を作り上げました。
【作家産地】「益田勇吉」ご紹介
【和織物語】「プラチナボーイ大島紬~素材と技の幸福な出会い~」はこちらから
白泥染め大島紬の誕生・特徴について
「銀座もとじ」と「大島紬」について
創業者 泉二弘明は大島紬の故郷、奄美大島出身です。 銀座もとじがプロデュースする純国産絹「プラチナボーイ」を使用した『オリジナル大島紬』をはじめ、厳選した『銀座もとじセレクト大島紬』をご用意し、現代の街並みに似合うお洒落な大島紬スタイルをご提案します。
【銀座もとじの挑戦】「大島紬」
【作家産地】「大島紬」