柳宗悦氏と上村六郎氏が復興させた幻の木綿布「丹波布」。
手紡ぎ、草木染め、手織りの技法を守りながら、豊かな風土が織りなす、ざっくりとした風合いは「静かな渋い布」と称され愛され続けています。この受け継がれる伝統技は、作り手が注ぎ続けてきたものづくりへの情熱の証です。
経緯ともに手紡ぎの木綿糸で織られた中に、緯糸の一部に絹糸(つまみ糸)を含めることで風合いをしなやかに仕上げられているのも大きな魅力です。民藝性豊かで懐かしさのある織表情は手にするだけでほっこりとした気分に。その軽い締め心地はどなたもが気持ちが良いと仰います。
単衣から袷まで長く楽しめる素材感も魅力です。
大島紬や結城紬など紬をはじめ、綿薩摩や久留米絣、長板中形など綿着物にも最適です。
心も身体もほぐれる大人の休日に、
着る度に心が温まる上質なリラックススタイルをお楽しみください。
制作者:イラズムス千尋
素材:綿/絹
染料:ビワ/梅/茜/栗
主な糸色:茶濃淡×紅濃淡
「丹波布」についてはぜひこちらもご覧ください。
【和織物語】「丹波布「山野草の風雅」いま再びの、日常が生み出す」
【YouTube】丹波布が生まれる風土や工房の様子(約3分)
【YouTube】《制作工程》イラズムス千尋さんの工房を訪ねて(約6分半)
【YouTube】《丹波市と中継》 イラズムス千尋さん×銀座もとじ(約45分)
【作家産地】「丹波布」
【読み物】「民藝の提唱者・柳宗悦の軌跡を辿る着物街道の旅」