雑誌・メディアにて着用掲載されたため特別価格にてご紹介します。
※表示価格は【お仕立て有り価格】より【20%OFF】となっております。
こちらは雑誌「美しいキモノ 2024年春号」113ページに掲載されたお品です。
誌面では、同じ染織作家が手掛ける帯を夫婦でさりげなくペアルックを楽しむ装いとして掲載いただきました。
画像は未仕立てですが、すでに開き仕立てにて仕上がっております。
《113ページ誌面より》
「作家もの」
同じ染織作家が手掛ける帯で夫婦そろって街へ散策に
右:
「男女でペアきものに挑戦するには、作家ものや織りの産地で揃えると合わせやすくおしゃれ。黒地の縞の紬には、草木染の作家・山崎広樹さんによる、型と引き染めを併用したアーティスティックな角帯で。」
左:
「宮城県の大蔵山の石や、その土地に自生する草木、さらに顔料や渋柿も使って染め重ねた、大地のパワーを感じさせる名古屋帯は、山崎広樹さんの作品。ピンクベージュ地に浮織が入ったきものと合わせて。」
メディア掲載品は特別価格でご案内しています。ぜひこちらもご覧ください。
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「草木染 山崎広樹×採石場 大蔵山スタジオ」
宮城県南部の阿武隈山系北端に位置する標高300mほどの里山である大蔵山は、2000万年の歴史の中で二度も海に沈んだといわれます。 「大地に還る草木染」を研究する山崎広樹氏が、自然の畏怖を感じるこの場所で悠久の時が作り出した大蔵寂土や自生する草木で染め上げた着物や帯を制作しました。春夏秋冬、大蔵山の自然と対話をしてきた山崎氏の意欲作です。
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【作家コメント】
草木染 九寸名古屋帯「かけら」
雷文は生命力の象徴。ラック、ウワミズザクラ、アカマツの顔料を重ねて染めた。菱型の渦の中では、焚火の光のぼやけたようなゆらゆらとした温かい空間ある。さらに大蔵山スタジオの加工場からいただいた石のかけらを使って糊を置いた。石を置いてその周りを小さなヘラで糊を置いて柿渋を引いた。小さな石にも山の力は宿っている。
染料:ラック顔料、ウワミズザクラ顔料、インドアカネ顔料、柿渋
大蔵山染料:ヤマハンノキ
※さらりとした質感で単衣にもおすすめです
山崎広樹 Hiroki Yamazaki
染色家/草木染作家
1988年神奈川県川崎市生まれ。2011年東京農業大学国際バイオビジネス学科卒業。2013年父・和樹主宰の草木工房で草木染の研究を始める。2015年「第18回岡本太郎現代芸術賞」に入選し、川崎市岡本太郎美術館で展示を行う。2016年松原染織工房で松原與七氏より型染を学ぶ。2018年「銀座もとじ 男のきもの シーズナルコレクション2018秋冬」に参加し、型染の帯を出品。銀座もとじ店舗内で糊置の実演パフォーマンスを行う(2019春夏、2019秋冬、2020春夏、2021秋冬、2022春夏も参加)。2019年「中国杭州天然染色会議」に参加、父と共にワークショップを行う。岡谷市蚕糸博物館の展示会に型染帯を出品する。2020年高崎市染料植物園の展示会に型染帯を出品。銀座もとじ「草木染の継承展 山崎青樹・和樹・広樹」で型染帯を出品。2022年より東北芸術工科大学非常勤講師。
大蔵山スタジオ
伊達冠石の採石場、加工場、デザインスタジオを運営する石の専門会社。ひとつひとつの原石がアートピースとして、独特の存在感を放つ伊達冠石は、世界中のアーティストや建築家を魅了し続けている。2020年に採石場を中心とした自社の里山で、ギャラリーロキをスタート。採石場の持つ場の力や、原石の力を通じて、人類が自然に対して抱いてきた原初の感覚を共有する企画展を開催している。