「銀座もとじの夏きもの 極上の宮古上布・こだわりの本場夏結城」
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【インスタライブ配信】夏結城について
新里玲子さんの「蒼風」と題された宮古上布の着物は、
藍×黄×緑の縞をニュアンス豊かに織りなしたさりげなくお洒落な1枚。
芭蕉布の自然な色目をいかした無地角帯ですっきりと。
上質な自然布同士のコーディネートは、まさに夏の醍醐味です。
べっ甲素材の団扇で大人の遊び心を添えて、
老舗ホテルの庭園で開催される夕涼みの会へいかがでしょうか。
体中を風が吹き抜ける最高の涼。
極細の苧麻糸で織り上げた上質な上布ならではの心地よさをぜひご体感ください。
新里玲子さんについて
宮古島で、伝統をふまえて個性を生かした上布作りに挑戦をしている作家、新里玲子さん。ひと目見た宮古上布に魅かれ、キャビンアテンダントから転身。試行錯誤を繰り返し「自分の感性を活かしたものづくり」を目標に、絣を手で括り、糸は草木で染め、織り上げるという工程をすべて自身の工房でされています。
「宮古上布」について
宮古上布は、島で育つ苧麻を原料とした手績みによる糸作り、藍や植物染料による染め、締機や手括りによる絣括り、手織り、砧打ちなどの工程を経て作られた独特の艶と、軽くやわらかな風合いが特徴の夏の最高級品です。1978年国の重要無形文化財に認定。2003年には、糸績み技術が、国選定保存技術となっております。
薄く軽やかで透き通ったトンボの羽を思わせる宮古上布は、苧麻糸の際立った細さから、触れてみると意外なほどしなやかな弾みがあり、肌につかず離れず風が通り抜けていきます。代表的な柄行きである目を凝らさないと分からないほどの十字絣が織り出された上布は、その昔『人頭税』と言う厳しい貢納布時代の苦行によって磨かれた手技の成果です。一日数センチと言う気の遠くなるような時間を掛けて織り上げられた反物は、光沢を出す為に糊付けされ、樫の木の台に置いて木槌で叩く「砧打ち」をします。3キロの木槌で3時間から4時間、叩き続けてやっとしなやかさと艶を蓄えた上布が出来上るのです。br> 南の空の下で織り上げられた伝統の織物。その輝きをぜひこの夏にご堪能ください。