■重要無形文化財 友禅 保持者 森口邦彦 展
会期:2024年11月22日(金)~24日(日)
>>作品一覧
重要無形文化財「友禅」保持者 森口邦彦氏による5年ぶりとなる個展を開催します。
作品の奥深い空間性、唯一無二の存在感と品位は作家の生き方と確かな友禅技術から生み出されます。
時代の変革の中でも変わらない伝統の根本と本質を探求し続け、
新たな友禅表現の世界を切り拓く作家の新作20作品を一堂に。
この機会をどうぞお見逃しなく御覧ください。
【人間国宝 森口邦彦】
友禅 訪問着「黒地割付綾菱文」
森口邦彦先生につきましてはぜひこちらをお読みください。
著者:外舘和子(多摩美術大学教授)
>>【和織物語】「友禅作家・森口邦彦のデザインエッセンス―秩序の発見と展開」
>>【和織物語】「視覚の冒険―森口邦彦の錯視的抽象の友禅」
人間国宝 森口邦彦
2007年『友禅』 重要無形文化財保持者(人間国宝)認定
1941年京都市生まれ。1963年に京都市立美術大学(現・ 京都市立芸術大学)日本画科を卒業後、渡仏。パリ国立高 等装飾美術学校でグラフィックデザインを学び、1966年卒業。帰国後、『友禅』重要無形文化財保持者(人間国宝)であった父・森口華弘氏の下で友禅技法を学ぶ。
1988年仏政府レジオン・ドヌール勲章、2001年紫綬褒章、2013年旭日中授章 受章、2020年文化功労者に選定。
2014年リニューアルされた三越のショッピングバッグに友禅訪問着のデザインが採用されたことでも知られ、父・華弘氏が花鳥風月の古典美をモチーフにした作風であるのに対し、幾何学模様を配したグラフィカルな表現を極められています。作品はV&A博物館、NYメトロポリタン美術館をはじめとする世界の主要美術館に所蔵されるなど、海外でも高く評価されています。
【作家産地】「森口邦彦」のご紹介
※「邦」の字は正しくは旧字です